業績の推移(百万円) | |||||||||
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売上高 | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 当期利益 | % | 一株利益 | 一株配当 |
財務・CF(百万円) 2020/03/31 | |||
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総資産 | 519,616 | 営業CF | 32,370 |
純資産 | 187,749 | 投資CF | -38,550 |
自己資本比率 | 0.4 % | 財務CF | 71,667 |
資本金 | 28,463 | 現金等 | 121,912 |
四半期 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | ||||
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前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 |
累計 | 1Q | 1-2Q | 1-3Q | 1-4Q | 会社予想 | ||||
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前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 今期 |
当社グループの事業展開その他に関するリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項は、四半期に一度開催されるリスク管理委員会において網羅的に洗い出しを行い、リスクの発生頻度と影響度という2つの観点から重要性の高いリスク項目に対して具体的な検討を行っています。なお、リスク項目においては、マイナスの影響のみならず、プラスの影響も含まれることを念頭に、投資判断、あるいは当社の事業活動を理解する上で重要とリスク管理委員会が判断した事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載を行っています。
また、当社グループにおいては、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、マイナスの影響を与えるリスク発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ですが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えています。なお、以下の記載は当連結会計年度末(2020年3月31日)現在において判断したもので、当社株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませんので、この点にも留意が必要です。
(1)法的規制・コンプライアンスのリスク
当社グループの事業は、建設業法、建築基準法、国土利用計画法、都市計画法、独占禁止法、廃棄物処理法、建設リサイクル法、労働安全衛生法、労働基準法、品質確保法、個人情報保護法、会社法、金融商品取引法等により法的な規制を受けています。これらの法律の改廃、法的規則の新設、適用基準の変更等により、業績、事業運営等に影響を及ぼす可能性があります。また、法令遵守を含めたコンプライアンス体制の充実を図っていますが、内部統制機能が充分に働かずに公正取引の確保や環境汚染等の法令違反、財務報告の虚偽記載等が発生した場合には、営業活動が予定通り実行できなくなることもあり、その際は業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(2)災害・気候変動リスク
施工中の災害については未然に防止するように万全を期していますが、地震、津波、洪水等の自然災害(気候変動によって発生するものを含む)、感染症の流行、テロ行為等が発生した場合には、建築・土木事業の工期に影響を及ぼすとともに、再生エネルギー施設を含むインフラ運営事業への影響が想定され、追加費用の発生等で業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(3)製品・サービスの欠陥リスク
製品・サービスの品質管理には万全を期していますが、万が一欠陥が発生した場合には顧客に対する信頼を失うとともに、瑕疵担保責任及び製造物責任による損害賠償や対策費用を負担することもあり、その際には業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(4)経済・財政状況の変化に伴うリスク
当社グループの売上の大半を占めているのは完成工事高です。完成工事高のうち、公共工事においては国及び地方公共団体等における財政状況が引き続き厳しいなか、予想を上回る一層の公共工事の削減、民間工事においては国内外の経済情勢の変化に伴い、企業の設備投資計画の縮小・延期等が行われた場合には、受注高の減少に伴い業績に影響を及ぼす可能性があります。また、土地等の資産を保有しているため、地価等の急激な変動により、減損の必要性が生じた場合には、減損損失が発生し、業績に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(5)事業戦略のリスク
インフラ運営事業について、当社グループは充分な検討を重ねた上で展開を図っていますが、予期せぬ経済情勢の変化やマーケットの急激な変化、気象条件の悪化等により、事業展開が予定通りに実行できない、もしくは進行中のプロジェクトの収益が悪化する可能性があり、契約条項に含まれるリスク分担等により当社グループの業績への影響を最小限に留めるものの、その程度、時期、影響度はリスク事象ごと、プロジェクトごとに異なります。
また、m&a戦略について、当社グループは、買収に伴う相当額ののれん、及び運営権の獲得に伴う無形固定資産を連結貸借対照表に計上しています。当社グループは、当該のれん及び無形固定資産について、それぞれの事業価値及び事業結合による将来のシナジー効果が発揮された結果、得られる将来の収益力を適切に反映したものと考えていますが、事業環境等の変化により期待する成果が得られないと判断された場合等は、減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(6)信用リスク
工事代金の受領に関して発注者が法的倒産等に陥った場合には、工事代金の回収が不可能となり、未回収金額相当分について業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、施工中に協力会社や共同施工会社が法的倒産等に陥った場合には、工期に影響を及ぼすとともに、予定外の費用が発生することで、当該工事の損益が悪化する可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
なお、取引開始時の厳格な審査や早期の情報収集等の与信管理を行いリスク回避に努めていますが、リスクが顕在化した場合には、早期に適切な債権保全策を講じることにより、当社グループへの影響を最小限に留めます。
(7)情報セキュリティ・ictリスク
事業活動を行う過程で顧客の機密情報のセキュリティについては細心の注意を払っていますが、万が一保護すべき情報が漏洩した場合には、顧客や社会からの信頼が失墜するとともに、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、デジタルトランスフォーメーションへの適応、生産革新、業務の効率性及び正確性の確保のためにictシステムの充実を図っていますが、想定外の不正な技術等に十分対応できない場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(8)資材調達のリスク
災害等により原材料等の供給が不足、または中断した場合や需給環境の変化等により価格が高騰した際、請負金額に反映することが困難な場合には、原材料等の調達コストの増加が業績に影響を及ぼす可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(9)金融リスク
金融市場において、予期せぬ経済情勢の変化あるいはマーケットの急激な変化等により、金利の変動または株式の減損の必要が生じた場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、自己資本に大きな毀損が生じる場合にも一部の借入取引に付されている財務制限条項に抵触し、期限の利益を喪失する可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(10)海外事業に伴うリスク
海外での工事においては、予期しない法律、規制、政策の変更、テロ、紛争、伝染病等が発生した場合や経済情勢の変化に伴う、工事の縮小・延期等が行われた場合には、当該工事の損益が悪化する可能性があります。また、外貨建ての資産・負債を有しているため、為替レートの急激な変動により多額の為替差損益が発生した場合には、営業外損益が大きく変動する可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
(11)偶発債務のリスク
関係会社等の借入金、工事入札・工事履行、ファイナンス・リース、デベロッパーに対するマンション売買契約手付金等に対し債務保証を行っているため、これら関係会社等の債務不履行が発生した場合には、保証の履行を債権者より求められる可能性がありますが、その時期、程度、影響度は、実際のリスク事象により異なります。
回次 | 第71期 | 第72期 | 第73期 | 第74期 | 第75期 | |
決算年月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
売上高 | 百万円 | 441,723 | 422,587 | 467,724 | 492,087 | 487,856 |
経常利益 | 百万円 | 22,991 | 27,363 | 37,018 | 38,363 | 36,597 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 百万円 | 17,505 | 23,941 | 23,057 | 23,952 | 14,342 |
包括利益 | 百万円 | 6,831 | 27,451 | 35,683 | 24,465 | △1,499 |
純資産額 | 百万円 | 164,074 | 201,511 | 234,390 | 252,582 | 343,589 |
総資産額 | 百万円 | 445,239 | 648,601 | 681,769 | 717,630 | 920,786 |
1株当たり純資産額 | 円 | 886.35 | 1,002.83 | 1,163.63 | 1,268.95 | 1,236.32 |
1株当たり当期純利益 | 円 | 98.75 | 132.59 | 121.35 | 126.14 | 77.24 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | 円 | 92.11 | 125.98 | - | - | - |
自己資本比率 | % | 35.3 | 29.4 | 32.4 | 33.3 | 24.8 |
自己資本利益率 | % | 11.30 | 13.77 | 11.20 | 10.41 | 6.13 |
株価収益率 | 倍 | 8.50 | 7.44 | 10.34 | 8.70 | 10.32 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | △11,310 | 62,328 | 58,725 | △17,421 | 32,370 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | △3,035 | △26,176 | △18,433 | △28,814 | △38,550 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | 14,511 | 4,631 | △4,710 | 486 | 71,667 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 百万円 | 25,469 | 66,253 | 101,885 | 56,570 | 121,912 |
従業員数 | 人 | 3,972 | 4,072 | 4,133 | 4,224 | 6,545 |
[外、平均臨時雇用者数] | [418] | [387] | [411] | [457] | [480] |
(注)1.売上高には、消費税等は含んでいません。
2.第73期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
3.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第74期の期首から適用しており、第73期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっています。
4.従業員数が前連結会計年度末と比べ2,321名増加したのは、主に2020年3月19日付で前田道路(株)を連結子会社化したためです。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社60社及び関連会社22社で構成され、建築事業、土木事業、製造事業及びインフラ運営事業を主な事業とし、さらに不動産事業からサービス業まで幅広く展開しています。当社グループの事業に係わる位置付け及び事業の種類別セグメントとの関係は、次のとおりです。なお、当該区分は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」のセグメント情報に記載された区分と同一です。
[建築事業] 建築事業は、集合住宅や事務所ビルを中心とする建設工事及び付帯する事業を展開しています。当社、子会社である(株)jm、(株)エフビーエス・ミヤマ及び関連会社である東洋建設(株)等が営んでおり、当社は施工する工事の一部及び資材納入等を関係会社に発注しています。
[土木事業] 土木事業は、橋梁やトンネルを中心とする建設工事及び付帯する事業を展開しています。当社、子会社である(株)エフビーエス・ミヤマ及び関連会社である東洋建設(株)等が営んでおり、当社は施工する工事の一部及び資材納入等を関係会社に発注しています。
[製造事業] 製造事業は、建設資機材の製造販売業を中心に事業を展開しています。子会社である(株)前田製作所が建設機械の製造・販売・レンタル事業、フジミ工研(株)がコンクリート二次製品の製造・販売事業を営んでおり、当社は建設機械・資材の一部を購入・賃借しています。
[インフラ運営事業] インフラ運営事業は、再生可能エネルギー事業及びコンセッション事業を中心に事業を展開しています。当社、子会社である匿名組合五葉山太陽光発電及び匿名組合美祢太陽光発電が太陽光発電事業、匿名組合八峰風力開発が風力発電事業、愛知道路コンセッション(株)及び匿名組合愛知道路コンセッションが道路の維持管理・運営事業、関連会社である仙台国際空港(株)が空港の維持管理・運営事業、愛知国際会議展示場(株)が展示場の維持管理・運営事業を営んでおり、当社は建設工事を受注しています。
[その他] その他の事業は、不動産事業からサービス業まで幅広く展開しています。当社、関連会社である光が丘興産(株)が土地・建物の賃貸や販売を中心に不動産事業を営んでおり、当社は土地・建物の賃貸借を関連会社に委託し、建設工事を受注しています。子会社である前田道路(株)は舗装事業を中心に営んでおり、当社は施工する工事の一部及び資材納入等を発注しています。また、関連会社である(株)光邦は印刷事業を営んでおり、当社は印刷・製本等を発注しています。
事業の系統図は次のとおりです。
(注)1.無印は連結子会社11社、※1は連結子会社1社、※2は非連結子会社で持分法適用会社1社、※3は非連結子会社で持分法非適用会社47社、※4は関連会社で持分法適用会社5社、※5は関連会社で持分法非適用会社で17社です。
2.東洋建設(株)については建設事業の他に、一部その他の事業を営んでいます。
3.2020年4月1日付で、(株)エフビーエス・ミヤマは、商号を(株)エフビーエスに変更しています。
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調にありましたが、本年初めからの新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、先行きの不透明感が急速に高まる状況となりました。
建設業界においては、堅調に推移する公共投資や企業の設備投資に支えられ、総じて安定した受注環境が続きました。
このような状況のなかで、当社は、創業100周年となる当連結会計年度を初年度とする中期経営計画「maeda change 1st stage’19~’21」を策定し、付加価値生産性向上への基盤を構築する「生産性改革」、新たなステージへの挑戦に向けた「脱請負事業の全社的推進」、新たな企業文化への変革に向けた土台を構築する「体質改善」の3つの重点施策に取り組んできました。
また、本年3月には公共インフラの包括管理やppp・コンセッション分野での協業等を目的に、持分法適用関連会社であった前田道路株式会社の普通株式を公開買付けにより取得し、連結子会社としています。
当連結会計年度の経営成績は、売上高は前期比0.9%減の4,878億円余、営業利益は建設事業部門が堅調であったことにより340億円余となり、経常利益は365億円余となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益については、143億円余となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
(建築事業)
当社を中心に積極的な営業活動を展開したものの、国内建築工事における受注工事の着工時期の影響などで当期出来高が減少し、売上高は前期比7.7%減の2,650億円余となり、セグメント利益は前期比38.1%減の89億円余となりました。
(土木事業)
当社を中心に積極的な営業活動を展開した結果、設計変更の獲得や国内・海外の係争案件の解決などにより、売上高は前期比3.8%増の1,547億円余となり、セグメント利益は前期比16.7%増の187億円余となりました。
(製造事業)
建設機械関連商品及び産業機械関連製品の販売が堅調に推移したものの、製造費用の増加などにより、売上高は前期比4.6%増の381億円余となり、セグメント利益は前期比5.0%減の19億円余となりました。
(インフラ運営事業)
愛知道路コンセッション株式会社及び匿名組合八峰風力開発などの堅調な運営により、売上高は前期比5.0%増の186億円余となり、セグメント利益は前期比20.6%増の40億円余となりました。
(その他)
不動産事業を中心に展開しており、賃貸不動産収入に加え、開発事業の売却などにより、売上高は前期比615.4%増の111億円余となり、セグメント利益は前期比44.8%減の3億円余となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは、未収消費税が107億円余減少したことなどにより、323億円余(前年同期は△174億円余)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得を125億円余行ったことなどにより、△385億円余(前年同期は△288億円余)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金が増加したことなどにより716億円余(前年同期は4億円余)となりました。以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ653億円余増加し1,219億円余(前年同期は565億円余)となりました。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
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| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他(注1) | 合計 | 調整額 (注2) | 連結財務諸 表計上額 (注3) | ||||
| 建築事業 | 土木事業 | 製造事業 | インフラ運営事業 | 計 | ||||
売上高 |
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外部顧客への売上高 | 287,164 | 149,099 | 36,484 | 17,773 | 490,522 | 1,564 | 492,087 | - | 492,087 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 1,107 | 5,788 | 6,443 | - | 13,340 | 14 | 13,354 | △13,354 | - |
計 | 288,272 | 154,888 | 42,928 | 17,773 | 503,862 | 1,578 | 505,441 | △13,354 | 492,087 |
セグメント利益 | 14,462 | 16,026 | 2,044 | 3,340 | 35,873 | 642 | 36,516 | △571 | 35,944 |
その他の項目 |
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減価償却費 | 2,450 | 1,521 | 2,247 | 7,085 | 13,306 | 14 | 13,320 | △56 | 13,263 |
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業です。
2.セグメント利益の調整額には、セグメント間取引△571百万円が含まれています。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
4.資産を事業セグメントに配分していないので各セグメントの資産の額は記載していません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
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| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他(注1) | 合計 | 調整額 (注2) | 連結財務諸 表計上額 (注3) | ||||
| 建築事業 | 土木事業 | 製造事業 | インフラ運営事業 | 計 | ||||
売上高 |
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外部顧客への売上高 | 265,076 | 154,773 | 38,146 | 18,665 | 476,661 | 11,194 | 487,856 | - | 487,856 |
セグメント間の 内部売上高又は振替高 | 3,160 | 461 | 3,807 | - | 7,428 | 13 | 7,441 | △7,441 | - |
計 | 268,237 | 155,234 | 41,954 | 18,665 | 484,090 | 11,207 | 495,297 | △7,441 | 487,856 |
セグメント利益 | 8,954 | 18,708 | 1,941 | 4,027 | 33,632 | 354 | 33,987 | 57 | 34,045 |
その他の項目 |
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減価償却費 | 3,041 | 2,089 | 1,965 | 7,359 | 14,455 | 147 | 14,603 | △120 | 14,482 |
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産事業等です。
2.セグメント利益の調整額には、セグメント間取引57百万円が含まれています。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
4.資産を事業セグメントに配分していないので各セグメントの資産の額は記載していません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
(1) 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、個人消費の持ち直しや雇用環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復が続きました。
建設業界におきましては、緩やかに増加する企業の設備投資や、堅調に推移している公共投資に支えられ、安定した受注環境が続きました。
このような状況のなかで、当社は、当事業年度を初年度とする中期経営計画「maeda change 1st stage’19~’21」を推進するため、付加価値生産性向上への基盤を構築する「生産性改革」、新たなステージへの挑戦に向けた「脱請負事業の全社的推進」、新たな企業文化への変革に向けた土台を構築する「体質改善」の3つの重点施策に取り組んできました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は前年同四半期連結累計期間比0.9%増の3,526億円余、営業利益は256億円余となり、経常利益は298億円余となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益については、232億円余となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
(建築事業)
建築事業においては、受注高は前年同四半期連結累計期間比20.6%増の1,842億円余(当社単体ベース)、売上高は前年同四半期連結累計期間比8.1%減の1,892億円余、セグメント利益は前年同四半期連結累計期間比67.3%減の41億円余となりました。
(土木事業)
土木事業においては、受注高は前年同四半期連結累計期間比28.9%増の1,206億円余(当社単体ベース)、売上高は前年同四半期連結累計期間比16.3%増の1,194億円余、セグメント利益は前年同四半期連結累計期間比88.9%増の168億円余となりました。
(製造事業)
製造事業においては、売上高は前年同四半期連結累計期間比7.2%増の281億円余、セグメント利益は前年同四半期連結累計期間比9.9%減の12億円余となりました。
(インフラ運営事業)
インフラ運営事業においては、売上高は前年同四半期連結累計期間比8.0%増の143億円余、セグメント利益は前年同四半期連結累計期間比3.7%増の29億円余となりました。
(その他)
その他の事業においては、売上高は前年同四半期連結累計期間比26.5%増の14億円余、セグメント利益は前年同四半期連結累計期間比27.3%増の6億円余となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間における総資産は、受取手形・完成工事未収入金等の増加などにより前連結会計年度に比べ564億円余増加し、7,740億円余(前年同四半期連結会計期間は6,966億円余)となりました。負債は、短期借入金の増加などにより前連結会計年度に比べ399億円余増加し、5,049億円余(前年同四半期連結会計期間は4,497億円余)となりました。また純資産は、前連結会計年度に比べ165億円余増加し、2,690億円余(前年同四半期連結会計期間は2,469億円余)となりました。以上の結果、純資産の額から非支配株主持分を控除した自己資本の額は2,555億円余となり、自己資本比率は前連結会計年度の33.3%から33.0%となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ。)が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。
①基本方針の内容 当社は、公開会社として当社株式の自由な売買を認める以上、特定の者の大規模な買付行為に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えています。
しかしながら、将来起こりうる当社株式の大規模な買付行為の中には、明らかに濫用目的によるものがないとは言えず、その結果として当社株主共同の利益を損なう可能性もあります。 このような当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なう者は、当社の財務及び事業の方針を支配する者として適当でないと判断します。
②不適切な支配の防止のための取組み 当社は、株主の皆様が、大規模な買付行為を適切に判断するためには、買付者及び当社取締役会の双方から必要かつ十分な情報が提供されることが重要と考え、大規模な買付行為を行う買付者に対する対応方針(以下、「現対応方針」という。)を策定しています。 現対応方針は、特定の株主グループの議決権割合が20%以上とすることを目的とする当社株式の買付を行おうとする者に対して、買付行為の前に当社取締役会に対して必要かつ十分な情報を提供すること、及び当社取締役会のための一定の評価期間が経過した後にのみ当該大規模買付行為を開始することをルールとして定め、これを遵守しない大規模買付者に対して、当社取締役会が対抗措置を講じることがあることを明記しています。また、当ルールが遵守された場合であっても、大規模買付行為が当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうものと取締役会が判断した場合には、対抗措置を講じることもあります。
③上記の取組みについての取締役会の判断とその理由 当社の会社支配に関する基本方針は、当社株主共同の利益を尊重することを前提としており、現対応方針も、かかる基本方針の考え方に沿って設計され、当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するために必要な情報の提供や代替案の提示を受ける機会を保証することを目的としています。よって、現対応方針は株主の皆様に適切な投資判断を行うことを可能とし、株主共同の利益を損なうものではないと考えます。 また、現対応方針は大規模買付行為を受け入れるか否かが最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきことを大原則としつつ、当社株主全体の利益を守るために必要な範囲で大規模買付ルールの遵守の要請や対抗措置の発動を行うものです。さらに、大規模買付行為に関して当社取締役会が検討、評価し、取締役会としての意見のとりまとめ、代替案の提示、大規模買付者との交渉を行い、または対抗措置を発動する際には、当社の業務執行を行う経営陣から独立している委員で構成される第三者委員会へ諮問し、同委員会の勧告を最大限尊重するものとしています。これらのことから、現対応方針が当社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えます。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間は、建築事業、土木事業、製造事業及びインフラ運営事業を中心に研究開発を行い、その総額は4,069百万円余です。当社グループは多様化・高度化する社会のニーズに対応するため、生産性や品質の向上など、社会的価値と事業価値の向上を同時に実現する研究開発を推進しています。特に最新のictやiot、ai、自動化技術を駆使した革新的な生産性向上技術、環境・エネルギー関連技術、都市インフラ施設の維持管理・高度化技術、ict社会への対応技術などを注力して取り組むべき重要な技術分野として設定しています。
これらの多様な技術開発をより効率的に実施するため、従来の組織間の隔たりを無くして多次元的な管理を行うマトリックス組織により技術開発を実施しています。また、2019年1月に創業100周年を迎え、次の100年へ向けた成長の礎となる先進技術の研究・開発を担い、オープンイノベーションの思想のもと、多様なパートナーとの協創により革新的技術や新ビジネスの実現を目指す場として、2019年2月15日に新技術研究所「iciラボ」が、また同年11月6日には、人材開発の場としての「iciキャンプ」がオープンし、「ici総合センター」(茨城県取手市)として始動することとなりました。
近い将来、建設業は大きな変革を迎えると考えられ、技術開発においても激しい変化に対応できる多様性と迅速性が求められており、大学や公的研究機関・異業種企業との技術協力や共同開発などのオープンイノベーションを積極的に推進していきます。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
区分 | 当期首残高 (百万円) | 当期末残高 (百万円) | 平均利率 (%) | 返済期限 |
短期借入金 | 17,795 | 106,000 | 0.6 | - |
1年以内に返済予定の長期借入金 | 6,810 | 880 | 0.5 | - |
1年以内に返済予定のノンリコース借入金 | 1,819 | 1,616 | 0.9 | - |
1年以内に返済予定のリース債務 | 468 | 244 | - | - |
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) | 28,862 | 22,217 | 0.7 | 2021年~26年 |
ノンリコース借入金 (1年以内に返済予定のものを除く。) | 19,099 | 17,482 | 0.9 | 2021年~35年 |
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) | 874 | 753 | - | 2021年~25年 |
その他有利子負債 |
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公共施設等運営権に係る負債(流動負債) | 4,397 | 4,449 | 1.2 | - |
公共施設等運営権に係る負債(固定負債) | 117,349 | 112,900 | 1.2 | 2021年~46年 |
合計 | 197,477 | 266,545 | - | - |
(注)1.「平均利率」は、「期末日現在の利率」及び「当期末残高」により算出(加重平均)しています。
なお、リース債務の「平均利率」については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額で
リース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載していません。
2.長期借入金、ノンリコース借入金、リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)及びその他有利子負債の連結決算日後5年以内における返済予定額は次のとおりです。
| 1年超2年以内 (百万円) | 2年超3年以内 (百万円) | 3年超4年以内 (百万円) | 4年超5年以内 (百万円) |
長期借入金 | 9,135 | 1,179 | 9,385 | 2,374 |
ノンリコース借入金 | 1,396 | 1,706 | 1,797 | 1,784 |
リース債務 | 239 | 347 | 76 | 88 |
公共施設等運営権に係る負債 | 4,501 | 4,555 | 4,609 | 4,663 |
当社は、創業以来「誠実」「意欲」「技術」を社是とし、「良い仕事をして顧客の信頼を得る」を創業理念として、品質至上と顧客最優先のもと、顧客と地域社会に信頼感・安心感・満足感を与える品質を提供することを経営の基本方針としています。また、事業を通して常に社会に意義ある貢献をするため、「maeda企業行動憲章」、「maeda行動規範」を定め、株主・投資家に理解と共感を得る開かれた経営を目指しています。
当社は、2019年に創業100周年を迎えたことを機に、次の100年に向けた永続的な成長を実現するための「新たなmaedaの企業像」を策定しました。そして、この新たな挑戦を着実に実行するため、次の10年「next10」で目指す姿を描くとともに、そのロードマップを策定しました。
新たなmaedaが「next10」で目指す姿とは、請負と脱請負の融合による「総合インフラサービス企業」への転換です。
ここでいう「インフラ」とは「構造物」ではなく、「生活基盤としてのインフラ」を意味しています。「総合インフラサービス」とは、これまで多くの経験を積み重ねてきた「請負」と、ここ数年にわたり挑戦してきた「脱請負」を融合させた、新たな建設サービスです。当社は、請負を軸に、その上流である事業投資や開発、下流である運営や維持管理へと事業領域を拡大、強化することで利益の源泉であるエンジニアリング力をさらに磨きつつ、脱請負を軸としたあらゆるプロジェクトに挑戦、対応することにより、さらに多くの社会課題にアプローチできると考えています。
当社は「総合インフラサービス企業」として、現在の日本が抱える人口減少をはじめとしたさまざまな社会課題に対し、インフラを核に解決策を社会の皆さまに提供し、そして、その実現により「あらゆるステークホルダーから信頼を獲得する企業」の目標達成を目指していきます。
さらに、次の100年「next100」を見据えた新たなmaedaの挑戦は、永続的成長に向けて安定かつ高収益体質を構築するとともに、世界中の社会課題を解決することで、すべてのステークホルダーからの信頼獲得に照準を合わせていきます。
この実現のため、2019年度を初年度とする3か年の中期経営計画「maeda change 1st stage '19-'21」を策定しました。なお、当中期経営計画の最終年度である2021年度の業績目標につきましては、新たに前田道路株式会社を連結子会社化したため、現在精査中です。
なお、当中長期経営計画における目指す姿及び重点施策は、以下の通りです。
ⅰ.「next100」で目指す新たなmaedaの企業像
csv経営の継続的実施により、下記の項目の実現を目指します。
・永続的な成長
・安定かつ高収益体質
・すべてのステークホルダーからの信頼
・世界中の社会課題の解決
ⅱ.「next10」で目指す姿
「next100」からのバックキャスティングにより、下記の姿を目指します。
・請負と脱請負の融合による、総合インフラサービス企業
・生産性改革やデジタル化戦略の推進等による経営基盤の強化
・経営基盤の強化による、あらゆるステークホルダーから信頼獲得を実現する企業
ⅲ.「next10」における重点施策
10年後の目指す姿を実現するため、下記の項目を重点施策に掲げています。
①生産性改革:付加価値生産性no.1の実現
②脱請負事業の全社的推進:建設事業との融合による新たなビジネスモデルへの進化
③体質改善:持続的成長を遂げる企業体質・文化への昇華
ⅳ.「maeda change 1st stage '19-'21」における重点施策
「next10」における重点施策を実現するため、1st stageである最初の3か年では、下記の項目に取り組みます。
①生産性改革:付加価値生産性向上への基盤構築
②脱請負事業の全社的推進:新たなステージへの挑戦に向けた脱請負事業の拡大
③体質改善:新たな企業文化への変革に向けた土台構築
明治時代より、福井県において土木工事に従事していた先々代前田又兵衞が、1919年に飛島組傘下の前田事務所として発足させたのが当社の創業です。創業以来同氏は、高瀬川発電所工事をはじめとする幾多の土木工事を手がけ、当社の基盤を築きました。その後1938年に先々代の遺業を継いだ先代前田又兵衞が、1946年11月に資本金150万円をもって本店を東京におき、現在の前田建設工業株式会社を設立しました。
主な変遷は、次のとおりです。
1919年1月 | 創業 |
1946年11月 | 前田建設工業株式会社を設立 |
1949年10月 | 建設業法による建設大臣登録(イ)第33号の登録を完了 |
1956年10月 | 前田産業株式会社(現、光が丘興産株式会社)を設立(現、持分法適用関連会社) |
1959年10月 | 仙台支店(現、東北支店)、東京支店、名古屋支店(現、中部支店)、大阪支店(現、関西支店)設置 |
1960年4月 | 建築部門を設置 |
1962年6月 | 株式を東京証券取引所市場第二部に上場 |
1962年11月 | 株式会社前田製作所を設立(現、連結子会社) |
1963年2月 | 横浜支店設置 |
1963年4月 | 札幌支店(現、北海道支店)、北陸支店、福岡支店(現、九州支店)設置 |
1964年4月 | 株式を東京証券取引所市場第一部に上場 |
1965年7月 | 広島支店(現、中国支店)設置 |
1969年5月 | フジミ工研株式会社を設立(現、連結子会社) |
1973年1月 | 福井支店設置 |
1973年12月 | 建設業法改正に伴い、建設大臣許可(特-48)第2655号の許可を受ける |
1976年5月 | ミヤマ特殊工事株式会社(現、株式会社エフビーエス)を設立(現、連結子会社) |
1981年9月 | 宅地建物取引業法による東京都知事免許(1)第41021号を取得 |
1982年1月 | 香港支店設置 |
1984年10月 | thai maeda corporation ltd.を設立(現、連結子会社) |
1986年3月 | フジミビルサービス株式会社(現、株式会社エフビーエス)を設立(現、連結子会社) |
1987年12月 | 東関東支店設置 |
1989年10月 | 関東支社、北関東支店設置 |
1989年12月 | 株式会社前田製作所が日本証券業協会に株式を店頭登録 |
1991年6月 | 関西支社、神戸支店設置 |
1991年7月 | 長野支店設置 |
1994年4月 | 光が丘本社設置 |
1998年1月 | 支社組織を廃止し、関東支社と東京支店、関西支社と大阪支店をそれぞれ関東支店、関西支店として統合 |
2002年12月 | 株式会社なおしや又兵衛(現、株式会社jm)を設立(現、連結子会社) |
2004年12月 | 株式会社前田製作所が日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所〔現、東京証券取引所jasdaq(スタンダード)〕に株式を上場 |
2007年1月 | 北関東支店、東関東支店、長野支店の3支店を統合し名称を関東支店とし、従来の関東支店の名称を東京支店に変更福井支店、神戸支店をそれぞれ北陸支店、関西支店に統合 |
2011年1月 | 本店を東京都千代田区富士見二丁目10番26号から千代田区猿楽町二丁目8番8号に移転 |
2011年4月 | 東京支店、横浜支店を東京建築支店と東京土木支店に再編 |
2013年12月 | 匿名組合五葉山太陽光発電(現、連結子会社)に出資 |
2014年7月 | 本店を東京都千代田区猿楽町二丁目8番8号から千代田区富士見二丁目10番2号に移転 |
2015年4月 | 国際支店設置 |
2016年8月 | 愛知道路コンセッション株式会社(現、連結子会社)を設立 |
2016年9月 | 匿名組合愛知道路コンセッション(現、連結子会社)に出資 |
2017年4月 | 四国支店設置 |
2017年7月 | 沖縄支店設置 株式会社エフビーエスと株式会社ミヤマ工業が合併し、株式会社エフビーエス・ミヤマ (現、株式会社エフビーエス)として存続 匿名組合八峰風力開発(現、連結子会社)に出資 |
2017年9月 | 匿名組合美祢太陽光発電(現、連結子会社)に出資 |
2019年4月 | 香港支店廃止 |
2019年2月 2019年11月 | ici総合センター(iciラボ)設置 ici総合センター(iciキャンプ)設置 |
2020年3月 | 株式公開買付けにより、前田道路株式会社を連結子会社化 国際支店廃止 |
株主の皆様に長期的な安定配当を維持するとともに、脱請負事業など今後の事業展開に備えるための内部留保の充実に努め、業績動向なども勘案の上、利益配分を行うことを基本方針としています。 また、配当の回数に関しては、期末配当のみ年1回を基本方針としており、その決定機関は株主総会です。当事業年度については、業績及び今後の事業展開等を総合的に勘案し、普通株式1株当たり金20円の配当を実施し、配当金の総額3,888,151,180円とすることを2020年6月23日開催の第75回定時株主総会で決定しました。内部留保資金の使途については、新技術に対する研究開発投資及び脱請負事業などの事業展開に対する資金需要に備えることとしています。
種類 | 事業年度末現在発行数(株) (2020年3月31日) | 提出日現在発行数(株) (2020年6月23日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
普通株式 | 194,608,482 | 194,608,482 | 東京証券取引所 市場第一部 | 単元株式数は100株 |
計 | 194,608,482 | 194,608,482 | - | - |
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| 2020年3月31日現在 | ||
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満株式の状況 (株) | |||||||
政府及び地方公共団体 | 金融機関 | 金融商品 取引業者 | その他の 法人 | 外国法人等 | 個人その他 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | - | 52 | 31 | 201 | 245 | 4 | 7,069 | 7,602 | - |
所有株式数(単元) | - | 580,115 | 21,304 | 656,827 | 438,896 | 57 | 248,436 | 1,945,635 | 44,982 |
所有株式数の割合(%) | - | 29.82 | 1.09 | 33.76 | 22.56 | 0.00 | 12.77 | 100 | - |
(注)自己株式200,923株は「個人その他」に2,009単元及び「単元未満株式の状況」に23株を含めて記載しています。
|
| 2020年3月31日現在 | |
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 (千株) | 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
光が丘興産株式会社 | 東京都練馬区高松5-8-20 | 24,311 | 12.51 |
日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口) | 東京都港区浜松町2-11-3 | 12,080 | 6.21 |
前田道路株式会社 | 東京品川区大崎1-11-3 | 7,900 | 4.06 |
日本トラスティ・サービス 信託銀行株式会社(信託口) | 東京都中央区晴海1-8-11 | 7,780 | 4.00 |
住友不動産株式会社 | 東京都新宿区西新宿2-4-1 | 5,360 | 2.76 |
株式会社みずほ銀行 | 東京都千代田区大手町1-5-5 | 5,100 | 2.62 |
jp morgan chase bank 385632 (常任代理人 株式会社 みずほ銀行決済営業部) | 25 bank street, canary,wharf, london,e14 5jp, united kingdom (東京都港区港南2-15-1) | 4,696 | 2.42 |
株式会社三井住友銀行 | 東京都千代田区丸の内1-1-2 | 4,150 | 2.13 |
state street bank and trust company 505001 (常任代理人 株式会社 みずほ銀行決済営業部) | p.o.box 351 boston massachusetts 02101 u.s.a. (東京都港区港南2-15-1) | 3,940 | 2.03 |
日本トラスティ・サービス 信託銀行株式会社(信託口9) | 東京都中央区晴海1-8-11 | 3,260 | 1.68 |
計 | - | 78,580 | 40.42 |
男性 14名 女性 2名 (役員のうち女性の比率12.5%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役社長 執行役員社長 | 前田 操治 | 1967年12月6日生 |
| (注)3 | 106 | ||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 専務執行役員 (土木事業本部長) | 中西 隆夫 | 1958年8月11日生 |
| (注)3 | 13 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 (営業企画担当) | 関本 昌吾 | 1957年11月6日生 |
| (注)3 | 17 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 (監査統括) | 近藤 清一 | 1960年9月6日生 |
| (注)3 | 16 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 (csr・環境担当、 経営革新本部長) | 岐部 一誠 | 1961年4月25日生 |
| (注)3 | 19 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 (csv戦略担当、 技術・情報統括、 経営革新本部 副本部長(技術・dx担当)、 建築事業本部 副本部長(技術担当) 土木事業本部 副本部長(技術担当)) | 大川 尚哉 | 1959年8月24日生 |
| (注)3 | 15 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 (建築事業本部長) | 幡鎌 裕二 | 1957年10月31日生 |
| (注)3 | 33 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 | 土橋 昭夫 | 1949年1月2日生 |
| (注)3 | - |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||
取締役 | 幕田 英雄 | 1953年2月6日生 |
| (注)3 | - | ||||||||||||||||||||
取締役 | 村山 利栄 | 1960年5月1日生 |
| (注)3 | - | ||||||||||||||||||||
取締役 | 髙木 敦 | 1967年10月3日生 |
| (注)3 | - | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 伊藤 雅規 | 1957年1月27日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 大嶋 義隆 | 1954年1月17日生 |
| (注)4 | 2 | ||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 小笠原 四郎 | 1958年1月25日生 |
| (注)4 | 5 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||
監査役 | 佐藤 元宏 | 1947年2月21日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||
監査役 | 篠 連 | 1957年2月26日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||
計 | 16名 |
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|
(注)1.取締役土橋昭夫、幕田英雄、村山利栄及び髙木敦の4氏は、社外取締役です。
2.常勤監査役伊藤雅規、監査役佐藤元宏及び監査役篠連の3氏は、社外監査役です。
3.2020年6月23日開催の定時株主総会の終結の時から1年間です。
4.2019年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年間です。
5.当社は執行役員制度を導入しており、取締役会で選任された執行役員は次のとおりです。
※印は取締役兼務者です。
役名 | 氏名 | 職名 |
※執行役員社長 | 前田 操治 |
|
※専務執行役員 | 中西 隆夫 | 土木事業本部長 |
※専務執行役員 | 関本 昌吾 | 営業企画担当 |
※専務執行役員 | 近藤 清一 | 監査統括 |
※専務執行役員 | 岐部 一誠 | csr・環境担当、経営革新本部長 |
※専務執行役員 | 大川 尚哉 | csv戦略担当、技術・情報統括、 経営革新本部副本部長(技術・dx担当)、 建築事業本部副本部長(技術担当)、 土木事業本部副本部長(技術担当) |
※専務執行役員 | 幡鎌 裕二 | 建築事業本部長 |
常務執行役員 | 東海林 茂美 | 東北支店長 |
常務執行役員 | 川島 要一 | 建築事業本部建築設計担当、建築設計統括部長 |
常務執行役員 | 西本 哲二 | 東京土木支店長 |
常務執行役員 | 永重 雅守 | 土木事業本部副本部長、営業統括、安全担当 |
常務執行役員 | 諏訪 俊雅 | 関西支店長 |
常務執行役員 | 石黒 泰之 | 中部支店長 |
常務執行役員 | 田原 悟 | 経営革新本部副本部長(管理・財務革新担当) |
常務執行役員 | 田川 亮 | 建築事業本部副本部長、調達担当、安全担当 |
執行役員 | 藤藁 昭 | 中国支店長、関西支店副支店長 |
執行役員 | 山田 美智雄 | 関東支店長 |
執行役員 | 三島 徹也 | ici総合センター長 |
執行役員 | 鈴木 章夫 | 関西支店副支店長 |
執行役員 | 山田 尚成 | 建築事業本部営業統括部長 |
執行役員 | 脇屋 仁 | 東京建築支店長 |
執行役員 | 安西 忠信 | 北海道支店長 |
執行役員 | 東山 基 | 経営革新本部副本部長(事業戦略担当) |
執行役員 | 尾付野 誠 | 九州支店長 |
執行役員 | 手塚 広明 | 経営革新本部副本部長(事業革新担当)、事業変革室長 |
執行役員 | 東福 忠彦 | 北陸支店長 |
執行役員 | 坂口 伸也 | 経営革新本部副本部長(経営革新担当)、総合企画部長 |