(株)地域新聞社 : JASDAQ(2164)

0.0
登録: 0件
アクセス数:今週 635 | 先週 2,038 | 先々週 165,833 | 累計 635,221

ご意見ボード
これらのご意見は、ユーザーがCP(Corporate Profile)を読んだ際の主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
CPを評価して頂きご意見、ご感想を記入して頂くとご意見ボードに反映されます。
企業の皆様は各ご意見に返信できますので、IR活動のコミュニケーション手段としてご活用ください。

No.1736 - 業績について

宮本取締役
前期に続いて今期も赤字予想なのはなぜか?
ショッパーの債務超過の改善見込みは?
CPの制度は好印象です。
今後のIRの手法の一つとなるかと思います。
21日は別件の予定が入っております。
また、個別にヒヤリングさせてください。
アンビシャスネット 松尾

4.5

CP(Corporate Profile)

(株)地域新聞社:2164 JASDAQ サービス業
ポイント 中期経営計画【売上目標30億円達成】
6期連続【増収】
千葉県【No.1】フリーペーパー【ちいき新聞】
【ショッパー社】完全子会社化
1都3県、73エリア、 73版
発行部数:287万部(平成28年8月末現在)
読者:800万人以上
【高齢化】銘柄
【行政との連携】
【理念経営】「人の役に立つ」
注目点 創業30年千葉県No.1のフリーペーパー「ちいき新聞」を発行。
折り込みチラシ事業が拡大中、売上の4割。
独自の配達員(ポスメイト)が手配りで配達することが強みを生む。
ちいき新聞とチイコミ(コミュニティーサイト) とのクロスメディア戦略。
ルート16戦略:千葉から埼玉へエリアを急拡大中。
2014年12月 ショッパー社完全子会社化。
【高齢化】銘柄:高齢者による地域情報のニーズが拡大=コア読者の拡大
フリーペーパー【ちいき新聞】は地域に密着した「その地域」ならではの地域情報を掲載。
【行政との連携】強化中。
【経営理念】「人の役に立つ」 の徹底的な実践

「地域新聞物語」
トピックス ===========

2017年8月期決算説明会 開催
日時:2017年10月20日(金)13;00〜
場所:東京証券会館第9会議室
お申し込みはこちら

===========

2016年8月期決算
決算短信
決算補足説明資料

アナリストレポート(日本ベル投資研究所)

シリーズ「社長は語る」求める人材像(インタビュー動画)


事業内容
ビジネスモデル
・「地域新聞」発行事業
・「地域新聞」へのチラシ折込事業
・販売促進総合支援事業
業績
セグメント情報
2016年8月期決算
売上高:3,806,122千円
経常損失:△163,442千円
当期純損失:△246,050千円



平成26年12月に全株式を取得し子会社化した株式会社ショッパー社と株式会社地域新聞社 双方が有する顧客基盤、編集・営業ノウハウを融合させ、経営資源の共有、活用を積極的に推進し、当社グループ が提供するサービスを一層充実させてまいりました。
この子会社化により、当社グループの基盤事業である新聞等 発行事業は
2県55エリアで55版の発行(週間発行部数約204万部)から、
平成28年5月末には1都3県77エリアで77 版の発行、週間発行部数はおよそ300万部まで増加いたしましたが、
同年6月から「さいたま浦和・川口版」等の4 版を休刊したため、
平成28年8月末現在には1都3県73エリアで73版を発行、週間の発行部数は約287万部となりま した。

<新聞等発行事業における地域新聞社の施策>
営業活動の増加施策として、広告主とのface to face営業をより強化し、接触件数増加により信頼関係を構築し、客数の増加に努めてまいりました。
また、さらに 読者に楽しみにしていただけるように、平成28年4月1日号より「ちいき新聞」の紙面を全面リニューアルいたしました。
加えて「ちいき新聞」(フリーペーパー紙面)と「チイコミ」(地域情報コミュニティーサイト、Web事業が 運営) との連携をさらに強化させ、より付加価値の高い広告提供を実現し、顧客満足度を高めてまいりました。

<新聞等発行事業におけショッパー社の施策>

「地域新聞ショッパー」をより地域に密着した媒体へと進化発展させていく ためにエリア細分化を進め、
平成28年4月より「所沢・入間・狭山・飯能版」「さいたま浦和・川口版」「川越・ 坂戸・鶴ヶ島・ふじみ野版」「八王子・日野版」の4版4エリアを17版17エリアに分割いたしました。

折込チラシ配布事業
地域新聞社だけでなくショッパー社においても、それぞれの地域にカスタ マイズされた独自の地図情報システム(GIS)を活用することにより、広告主の顧客ターゲットが明確となり、効率的 かつ広告効果の最大化を図るサービスを実現することができました。

その他事業
フリーペーパー紙面を活用した「講演チケット取扱事業」で、平成28年4月及び8月に 開催された「大相撲町田場所」「大相撲立川場所」のチケット販売権を獲得、全席完売し、興行も成功を収めまし た。また、4,000名以上有する配布員を活用し、平成28年6月に各種会報誌を個別配達するメール便事業に参入いたしました。

特色 ①配布率90%以上
~新聞を購読していないご家庭のポストにも毎週届きます~

②地域密着の紙面づくり
~エリアごと特色ある紙面編集を行っています~

③発行エリアの細分化
~広告主様の商圏に合った販売促進活動をご提案致します~
強み 手配り、3000名の配布員(ポスメイト)
毎週金曜日発行、エリアを細分化、55種類、3万部/エリア
チラシも、ちいき新聞に折り込む
きめ細かい配布が可能
90パーセントの配付率、一般紙は、60パーセント
直近実績
戦略 <新中期経営計画>

2018年8月期
売上高:50億円
経常利益:3億円

• 首都圏(1都3県)の国道16号線沿線へ事業エリアを展開し、発行エリア(版) の拡大。特に子会社化したショッパー社の事業エリアであるさいたま県西部及 び東京都下のエリアカバー率(配布密度)を高める。

• 新聞等発行事業のシェアを52.9%(平成27年8月期)から、30%に低減。新た な収益の柱として、行政関連事業やポスティング事業及び出版印刷事業等の新 規事業を育成。

1)紙面内容の抜本的改革 紙面改革元年と位置づけ、「ちいき新聞」の全面リニューアル実施
2 )ショッパー社の早期黒字化 赤字体質からの脱却、折込チラシ事業拡大、ちいき流へ変革
3 )新商品及び新規事業開発の推進 行政関連、出版、ポスティング事業等の推進
4 )従業員満足度の向上 とことん人を大切にするいい会社となり、更に業績を向上
5)グループのシナジー最大化 ショッパー社の強みを活かしスケールメリット最大化

業界の動向 当社の属するフリーペーパー・フリーマガジン市場は、媒体及びターゲットの多様化が進んでおりますが、紙媒 体だけでなくインターネット広告との価格競争が恒常化するなど、依然として厳しい経営環境が続いております。
フリーペーパー市場規模2,300億円(2013年度推計)ピーク時2007年の62%
リスクファクター 1.広告関連市場の動向の影響について
当社が展開する4つの事業のうち、広告関連事業である新聞等発行事業、折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業の3事業の合計売上高が当社の総売上高に占める割合は、平成24年8月期において97.4%、平成25年8月期において97.3%をそれぞれ占めております。
なお、現在のところ、広告関連市場は成長期から成熟期へ移行したと考えられ、業績の二極分化の傾向にあり、他社との差別化戦略を進めることが、これまでの当社の業績の拡大に寄与してきたものと評価しておりますが、今後も当該変化が継続し、当社の事業、業績または財政状態にプラスの影響を与え続ける保証はありません。
また、景況の悪化に伴う広告需要の減少によりもたらされる当社の事業、業績または財政状態への悪影響を軽減すべく、当社は特定の業種及び企業規模に偏らない顧客開拓や、広告関連市場と関連性が薄い事業の育成を検討しておりますが、当社のこれらの対応が不十分である場合には、当社の事 業、業績または財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。

2.競合について
A.新聞等発行事業に係る競合について
フリーペーパーは、近年、比較的狭小な地域に密着したきめ細かい広告宣伝が、手軽な費用で可能な広告媒体として評価されており、フリーペーパー市場の規模は拡大傾向にありました。この傾向を受けて、平成25年8月31日現在において当社が主たる商圏としている千葉県下においても競合 紙(誌)は多数あり、当該競合紙(誌)間において激しい競争が行われております。また、今後、編集や配布のノウハウを有する新聞社及び出版社等や、豊富な事業資金を有する異業種の事業者がフリーペーパー市場に参入してくる可能性もあります。
当社は独自のフリーペーパー編集方針、発行エリア(版)設定方針及びフリーペーパー配布方針を堅持することにより、フリーペーパー市場における当社の競争優位性を確保していく所存であります。しかしながら、今後、当社が事業を展開するエリアにおいて競合紙(誌)がそれらと同様の方針を採用した場合には、当社がそのような競争優位性を継続的に確保できるとは限らず、万が一、当該事業に係る競争優位性が失われた場合には当社の継続的な事業拡大が阻害され、当社の事業、業績または財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

B.折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業に係る競合について
折込チラシ配布事業及び販売促進総合支援事業についても、現在、それぞれが属する市場の成長率は鈍化しており、両事業とも競合者は少なくなく、平成25年8月31日現在において当社が主たる商圏としている千葉県下においても激しい競争が行われております。
当社は、企画力や提案力を背景としたサービス品質の一層の向上、きめ細かな営業活動の展開等 を通じてそれらの市場における競争優位性を確保していく所存であります。しかしながら、今後、当社が事業を展開するエリアにおいて、当社がそのような競争優位性を継続的に確保できるとは限らず、万が一、当該事業に係る競争優位性が失われた場合には当社の継続的な事業拡大が阻害され、当社の事業、業績または財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

経営理念 経営理念

人の役に立つ

1.働く人達の役に立つ
豊かな生活と生きがいを生み出す場を確保し続ける
2.地域社会の役に立つ
お客様・読者・業者・社会に喜ばれる事業を行い続ける
3.国家の役に立つ
利益を生み税金を納め続ける


人の役に立つ

人がこの世に生まれ、生きて行く上でいつも心がけるべきは、
自分以外の人のために自分を役立たせることである。
会社とはこのことを実践するための最高の手段であり、道具である。
このことから会社とは広義において奉仕活動である。
ゆえに会社は理念に基づき活動の範囲を広げる努力をし続けなければならない。
つまり、成長と拡大を行い続ける義務と責任があるのである。
この理念のもとに全情熱を傾けて事業を行うことは大いなる善であると確信する。
沿革 30年前に産声を上げた「地域新聞社」は、地域密着を貫き、こつこつと地道な努力を重ねた結果、千葉県No.1の発行部数となるフリーペーパーを発行する会社に成長いたしました。
今後も、一歩一歩堅実に歩んでまいります。

1984年 千葉県八千代市に会社設立
1984年 「地域新聞」八千代台版を創刊
1998年 千葉県成田市に成田支社を設置
1999年 千葉県船橋市に船橋支社を設置
2000年 千葉県千葉市に千葉支社を設置
2003年 千葉県松戸市に東葛支社を移転設置
2006年 編集センターを千葉県八千代市に設置
2007年 千葉県柏市に草加支社を設置
2009年 千葉配送センターを千葉県八千代市に設置
2010年 埼玉県越谷市に越谷支社を設置
2012年 地域情報コミュニティサイト「チイコミ」をリニューアルオープン
2014年 千葉県市原市に市原支社を設置
     木更津版を創刊、週刊発行部数200万部突破
2015年5月 本社所在地を千葉県八千代市から千葉県船橋市へ移転
2015年5月 千葉県市川市に市川支社を設置
2015年5月 本社第二営業部を千葉県船橋市へ移転し、津田沼支社へ名称変更
2015年6月 本社第一営業部を八千代支社へ名称変更
その他 地域新聞物語

<プロローグ>
 そのころは、もうすぐ5歳になる長女と、まだおむつをしていた一歳半の二女がいた
31歳の私は専業主婦6年目で子育てにドップリ漬かっていた。  そんなある日、会社から戻った主人に、「会社を辞めたい」と、神妙な面持ちで話をされた。
  蒸し暑い夜だった。し ばらく沈黙が続き、「やめて何をしたいの?」と聞くのがやっとだった。すると彼は間髪入れずに「お前と一緒に仕事がしたい!共通の話題がほしい! 」と熱く語った…。その熱い思いは、かなり鈍い私にも伝わった。が、生活はどうするんだろうか、一緒の仕事ってなに? 頭の中は「?マーク」で埋め尽くされた。結局その日は「やだ」の一言で終わった。でもその説得は日増 しに熱く、日毎に熱く続き、その期間は1ヶ月に及んだ。  言い出したら聞かない性格は知っているものの、なんで子どもが小さい今なの?と反発も強かった。けれど熱い思いに包み込まれるように『後を振り返れない分二人で前に進んで行くしかないのかな』という気持ちでいっぱいになっていた。
 「頼む!一緒に仕事してくれ」と頭を下げる 主人に「ウン!」と言ってしまった。

<地域新聞誕生>
 1ヶ月の説明期間に、地元に密着した仕事として地域新聞の原型が出来 上がっていた。主人は記事集めと無料配布のための広告を探すためにバイクで飛び回る。が、どこに行ったら記事の取材ができるのかさえわからない。海のものとも山のものとも分からない地域新聞に広告を出してはくれない。知り合いも少ない。

 そんな中、短くそして細いツテを頼りにがむしゃらだった。ある日、飛び込みから帰った主人は落ち込んでいた。1時間も説明を聞いてくれた後 に、「こんな新聞3ヶ月ともたないから早くやめて別の仕事に就きなさい。なにか紹介しようか?」と言われた…と。聞いて二人で悔し泣きを した。ホントに悔しかった。でも、その方は広告を出して下さった。それはそれは最高にうれしかった。二人で万歳したりハイタッチして喜んだ。
私はと言うと運転免許を持っていたので配布員さんの受付けと配達を受け持った。
広告の受け付けも手伝 ったが、社会経験も少ない専業主婦だった私は世間をよく知らない。予想がつく電話は気持ちよく取れる。しかし、「新聞を入れるな!」と開口一番怒鳴られようものなら、どうしていいか分からない。たまたま横で記事の原稿を書いていた主人に、電話の口を両手でしっかりふさぎ、相手には聞こえないようにして「怒っている! この人最高に怒っている!」と受話器を突き出すしかなかった。電話保留機能もないころだ。そんなシーンが何度もあった。

<初心のみそおにぎり>
 そんなこんなで花見川団地の四畳半からスタートした「八千代地域新聞」は、八千代台・花見川団地・作新台・柏井町の22,000部。親から借 りた200万円は、またたく間に印刷代や配布員さんに支払う配布料で消えた。全くお金がなくなった。でも新聞を待っていてくれる人が必ずいるはず!との思いで発行を休むわけにはいかなかった。一回の発行で印刷代その他の原価が二十八万円かかるのに、その号の収入はひと口広告の1,800円のみ、ということもあった。印刷代の支払いを待ってもらったりして発行を続けることができた。
 お米もなくなった。幸いに実家からお米とみそが送られてきた。その荷 物の中には缶詰や乾物も入っていた。心からありがたいと思っていた。 PR版、創刊号。発行し続けて約3ケ月間、全くお金がなかった。送ら れてきた救援物資もすぐに底をつく。毎日毎日みそおにぎりを作った。それでも子どもたちは来る日も来る日も「おかあさん今日は何?」と聞いてくる。心苦しい私は、そんなに毎日聞かないでと心で叫びつつも「みそおにぎりだヨーン」と答える。すると子どもたちは毎日ピョンピョン飛び跳ねて「ヤッタ!! ヤッタ!!」と。そんな子どもたちに、私たちは随分助けられた。
 その年の暮れ、大晦日もみそおにぎりの予定だ った。最後の仕事を終えて子どもたちと帰った私は、玄関の棚にポンと置かれた包みが気になった。結び目は解かないで中をのぞき込んだ。する と、それまで見たこともない中華おせちの大ごちそうだ。でもどちらかにお持ちするものならと、ソッとそのままにした。下に下ろそうものなら子どもたちの餌食だ。夕方帰宅した主人にアレは?と恐る恐る聞いてみると、お客さまから頂いたと。紅白はみそおにぎりを食べながらの予定が、大変なごちそうを目の前にしながらとなった。以来、毎年大晦日を迎えるたびに、お供えのように小さなみそおにぎりもテーブルにのっている。初心を忘れないようにしようネの気持ちで。そのお供えを子どもたちが喜んで食べてくれるのも変わらない。

<家族の力>
  仕事を始めてしばらくすると、お客さまに、できた広告の確認をしていただく校正と集金が私の仕事に加わった。ご近所の方に行きつけの美容院を紹介され、まず主人が、広告内容の打ち合わせに行き、次の校正は私が伺った。背中には二女をおんぶして化粧っ気は全くなく、頭は自然に伸びた髪の毛を無造作に束ね、動きやすいジーパンとトレーナーといういでたちで。校正も集金も無事済んだ。そして次回の打ち合わせに行った主人は、その美容院の先生から「奥さん、なんとかしてあげれば?」と言われたことを数年経って、「あんときは悔しかった」と話してくれた。すぐには言えなかったのだ。スーツ姿で打ち合わせをする主人と私の姿とのギャップがあまりにもスゴイので、集金の際、この人にお金を渡していいのだろうか?と不安を隠し切れない正直なお客さまも少なくなかった。
  ある日、長女が40度もの熱を出した。私は配布員さんに出来上がった新聞を届ける日だった。朝から食欲がない、グッタリしている。お医者にも連れて行く時間がない。アイス食べる? ジュース飲む? 何を聞いても首を横に振るばかり。何か食べたいものある?と尋ねると、ちっちゃな声で「い・ち・ご」と力を振り絞って言ってくれたのに、家にはお金がない。あらゆる引き出しを捜して1円・5円をかき集め642円になった。まだまだ高価な11月だ。買えるかどうか不安な気持ちいっぱいで、頭をなでながら「おかあさん、お仕事をはや~く終わらせて、いちご買ってくるから、おりこうさんで寝ててネ」。何もしてあげられない自分が歯がゆかった。38軒の配達を終え、一目散に安いと評判のお店に向かった。あった!! 

 一パック600円、買えた。娘の喜ぶ顔が早く見たくてスピード違反で捕まりそうなくらい急いだ。まず二女を昼寝させ、口を一つ減らしてから長女を抱っこして、いちごを食べさせた。「おいしい! おいしい!」私は、ただただ涙をこらえて良かったネと何回も頭をなでては抱きしめていた。 発行十号を迎え、取材先がまだまだままならなかったころ。面白い運動会があるから話を聞きにおいでと電話が入った。ありがたかった。ただ、取材先の住所が少し遠く夕方の七時ということだけが気になった。四時ごろから冷たい雨も降ってきた。自宅から取材先までかっぱを着てバイクで行く主人を思ったら私が車で一緒に行くしかない。夕方私が出るということは子どもたちも一緒ということになる。まるで家族で楽しむドライブみたいだった。取材の場所に着き、ゾロゾロみんなで入っていった。「すみません、家族で取材に伺いました」と。ご夫婦は笑顔で迎えてくれた。帰りには子どもたちにおみやげまでくださった。私もこんなふうになりたいと思った。
   何回か発行するうちに、午前中に新聞を梱包 して、お昼を食べて二女を連れて配達に出かけるリズムが出てきた。そのころだった。 前の晩に夜なべ仕事でチラシを梱包し終えていたが、配達当日の朝、どうしてもというお客さまから電話を頂き、急いで引き取りに行ってバタバタと新聞とチラシを梱包し、三階のオフィスから車に積み終えたのは午後の1時30分をまわっていた。配布員さんの所で降ろしやすいように私が積み込む間、救援物資に入っていたインスタントラーメンを主人が作ってくれていた。「食べてから行け!」「もう時間がないから行く!」の、押し問答を繰り返しながら積み込んで、行ってきますのあいさつのために部屋に戻ると、ラーメンが熱くては食べにくいと思ったのか、ラーメンをすくってはフーッ、すくってはフーッと冷ましてく れていた。私はこの人のために、どんな手伝いができるんだろうと胸が熱くなった。 

<家族から会社へ>
 初めのころは誤字・脱字が多かったが手伝ってくれる人も徐々に増えていった。
2年ほど経ったころに「この新聞、デザインの手が入っていないのでは…。何かお手伝いできることはありませんか?」と、デザイナーが入社してくれた。またしばらくすると「この新聞には校正の手が入っていないと思うのですが、お手伝いできることはありませんか?」と、校正を引き受けてくれる人が現れた。実際、始めた時には、校正ってナニ?二色分解って、どーゆうの? そんな状態だったから怖い。
 だんだんスタッフが増えていった。次女が幼稚園から帰ってくると仕事の合間を縫って遊び相手をしてくれる人もいた。手をつないで買い物に行ってくれたこともあった。我が家の子供達は会社で育てられたに違いない。
 スタッフ二名からスタートした地域新聞も、従業員が増えた。
時折、ムーミンを呼ぶように「ネーセンム」と呼ばれる。メッセージの前にはセンムへ!!と書いてあり、これは私のあだ名だと思っている。いつも夜遅くまで仕事をしているみんなを見ていると、夜食を作りたくなる。おにぎりや焼きそば、サンドイッチを大量に作って帰ることも。朝ごはんを食べないで出社する人もいる。たまに、おにぎりや煮物持参で出社することもある。一生懸命仕事をする彼らにホンの少しの恩返しだ。
 平成10年8月、成田支社開設。一年間、お手伝いに成田まで通った。足 を引っ張らないように、それだけ気をつけて。時々おにぎりを持参したり、食事を用意することもできた。
 平成11年12月には船橋支社開設。こちらもやっぱり、おにぎり持参で駆けつけることもある。どんなに支社が増えようとも、おにぎりを持って駆け回りたい!
 私の夢は、もし社員食堂ができたら、その賄いさんになること。いつでも温かいおにぎりと焼きそばしかないかもしれないが。

<エピローグ>
 それは娘からだった。

 長い手紙には、「子育て20年間ありがとうございました。育ててくれてありがとう。お父さんとお母さんの子どもに生 まれて良かったです。明日で私は20歳になります。二人で子育て20年を記念して食事に行ってください。できれば大好きなおすしを食べてくれるとうれしいな。バイトで貯めたお金です」と1万円が入っていた。これには泣かされた二人とも。何にもしてあげられなかったのに、いつの間にかこんなに大人になって…と感無量だった。すぐに娘のケイタイにかけて、たったひと言しか言えなかった。「おつりがくるほど、いい子に育ったヨ」涙をこらえてやっと。娘の誕生日におすしを食べに行ったけど入っていた1万円は使えなかった。
 新聞を発行し始めて、たくさんの方に支えられて今まできました。地域 新聞を楽しみに待っていて下さる読者の皆さま、広告を出して下さるお客さま、一軒一軒配布して下さる配布員の皆さま、そして、温かく見守っていて下さった皆さま、ホントにたくさんの方々に助けていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
※創業からのエピソードを元専務取締役 近間久子さんが創業パートナーとして、妻として、
二児の母として書かれたものです。発行1,000号を記念して2000/1/14号に掲載されました。

基本情報 有価証券報告書

社名:(株)地域新聞社
本社住所:〒273-0011
千葉県船橋市湊町1丁目-1-1朝日生命船橋湊町ビル5F
TEL :047-420-0300(代表)
FAX :047-420-0301
設立年月日: 1987年5月26日
代表者氏名 :近間 之文
資本金:2億311万2千5百円

従業員:283名 (社員170名・パート113名)
ポスメイト(配布員):約3,000名


発行済み株式数:1,843,800 (株)
売買単位:100 (株)
決算期:8月
上場市場名: ジャスダック


株主数:767人

【大株主の状況】平成27年8月31日現在(%)
近間 之文 37.41
株式会社デルタマーケティング 4.99
古谷 真一 3.44
山田 城治 2.96
地域新聞社従業員持株会 2.91
近間 久子 2.69
イーパートナーズ株式会社 2.44
株式会社SBI証券 2.29
坂田 勇樹 2.22
関 房子 2.07
計 63.44

業績の推移(百万円)

売上高 営業利益 経常利益 当期利益 一株利益 一株配当
2014/08 2,936  165  167  94  51.2  15.00 
2015/08 3,457  74  79  25  13.6  10.00 
2016/08 3,806  -164  -163  -246  -133.5  2.00 
2017/08(予) 4,002  -196  -195  -200  -108.0  2.00 
財務・CF(百万円)  
総資産
純資産
自己資本比率
有利子負債
資本金
0  
0  
0.0 %  
0  
0  
営業CF
投資CF
財務CF
現金等
0  
0  
0  
0  
モバイルサイト