業績の推移(百万円) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 当期利益 | % | 一株利益 | 一株配当 |
財務・CF(百万円) 2020/12/31 | |||
---|---|---|---|
総資産 | 54,894 | 営業CF | 6,190 |
純資産 | 40,081 | 投資CF | -3,163 |
自己資本比率 | 0.7 % | 財務CF | -1,699 |
資本金 | 18,280 | 現金等 | 12,575 |
四半期 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 |
累計 | 1Q | 1-2Q | 1-3Q | 1-4Q | 会社予想 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 今期 |
事業の状況、財務の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。当社グループは、事業等のリスクが発生する可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応につとめる所存であります。
なお、以下の文中には将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日(2020年3月25日)現在において当社グループが判断したものであります。
近年、食品業界におきましては、消費者の食品の品質、安全性に対する関心が一層高まっております。
当社グループは、製品の安全性確保と食品事故の未然防止をはかるため、当社本社内に社長直轄の食品安全衛生管理本部を設置し、日々の管理に万全を期しております。当社グループは、毎月11日を「食品安全の日」と定め、通常の食品安全衛生管理業務に加え、定期的に当社・当社グループ工場及び製造委託会社の管理状況の点検を行っております。また、店舗には巡回チームを派遣して管理の徹底をはかる一方、主な工場においてはaib(american institute of baking)の国際検査統合基準による指導に基づいた管理を実践しております。また、haccpにつきましては、厚生労働省により食品衛生法の改正による制度化が進められていますが、当社は工場・店舗において、haccpの考え方に基づき、事業内容及び規模に応じて導入した管理手法によって、さらなる食品安全衛生管理の向上に取り組んでまいります。
さらに食品表示法及び景品表示法等に係る表示につきましては、食品安全衛生管理本部が当社及び当社グループの商品・サービスに関して管理を徹底しており、必要に応じ関係機関に照会を行っております。
しかしながら、社会全般にわたる品質問題等、上記の取り組みの範囲を超えた事象が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社の主原料でありますバターや生クリームなどの乳製品、植物油脂、カカオ、小麦粉、砂糖、アーモンド等の原材料が、新興国での需要増や原産国での天候異変などによる世界的な需給状況の変化、輸出国の政情不安等により量的確保が困難となる、または、大幅な価格の高騰に見舞われた場合や為替の急激な変動があった場合、売上原価の悪化や生産活動への支障が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループが展開している事業の中には、その特性上、過度な気温上昇によって消費者の購買動向が影響を受け、売上の減少につながる可能性があります。また、想定した水準をはるかに越えた大規模地震や、感染症(インフルエンザ・ノロウイルスなど)によって、消費及び生産活動に関して多大な打撃を蒙った場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、会社法をはじめとする一般法令に加え、食品衛生法、pl法、景品表示法、労働基準法などの様々な法規制や制度の制限を受けております。これらの法的規制が変更もしくは強化され、企業活動が制限された場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、中国に連結子会社を有しており、情勢把握には常に注意を払い、損害を未然に防止できるようつとめておりますが、政治情勢の悪化、テロ、暴動、自然災害、感染症の流行などの不測の事態が発生した場合には、当該地域における生産活動や販売活動の停止、現地資産の喪失などにより、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、インターネット上の書き込みなどによる風評被害が発生・拡散した場合、その内容の正確性にかかわらず、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
⑦その他
2019年12月、中華人民共和国湖北省武漢市において、新型コロナウイルス感染症(covid-19)の発生が報告されて以来、世界各地で感染者数増加の報告が続いております。また、世界保健機構(who)の緊急委員会は、2020年1月30日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると発表しており、3月11日に新型コロナウイルスはパンデミック(世界的な大流行)になったとの見解を表明しました。当社グループにおいては中国事業における工場の一時的な操業停止やレストラン事業における出店施設の休館に伴う一部の店舗の休業等が発生しており、今後の経過によっては、当社グループの事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。
回次 | 第121期 | 第122期 | 第123期 | 第124期 | 第125期 | |
決算年月 | 2015年12月 | 2016年12月 | 2017年12月 | 2018年12月 | 2019年12月 | |
売上高 | 百万円 | 104,021 | 104,400 | 105,915 | 105,241 | 103,347 |
経常利益 | 百万円 | 1,522 | 2,677 | 1,460 | 2,745 | 2,346 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 百万円 | 146 | 1,295 | 16,285 | 1,370 | 1,207 |
包括利益 | 百万円 | 678 | 1,586 | 16,999 | 825 | 1,570 |
純資産額 | 百万円 | 30,216 | 31,588 | 48,101 | 48,395 | 49,423 |
総資産額 | 百万円 | 60,520 | 60,969 | 76,349 | 71,594 | 71,645 |
1株当たり純資産額 | 円 | 111.81 | 1,166.65 | 1,804.25 | 1,813.68 | 1,847.54 |
1株当たり当期純利益 | 円 | 0.57 | 50.27 | 631.82 | 53.16 | 46.84 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 | 円 | ― | ― | ― | ― | ― |
自己資本比率 | % | 47.6 | 49.3 | 60.9 | 65.3 | 66.5 |
自己資本利益率 | % | 0.5 | 4.4 | 42.5 | 2.9 | 2.6 |
株価収益率 | 倍 | 337.8 | 42.6 | 4.1 | 43.0 | 45.3 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | 4,458 | 6,345 | 4,737 | 2,217 | 5,032 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | △3,821 | △3,412 | 13,664 | △6,449 | △7,382 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | 百万円 | △2,306 | △2,055 | △4,828 | △3,192 | △896 |
現金及び現金同等物の期末残高 | 百万円 | 7,595 | 8,386 | 21,994 | 14,504 | 11,230 |
従業員数[外、平均臨時雇用者数] | 人 | 2,088 | 2,120 | 2,125 | 2,125 | 2,171 |
(4,704) | (4,436) | (4,428) | (4,304) | (4,178) |
(注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。
2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3 2017年7月1日付で普通株式10株について1株の割合で株式併合を行っております。第122期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。
4 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、第124期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。
当社グループは、当社、親会社、子会社10社及び関連会社2社により構成されており、当社グループが営んでいる事業内容は、菓子食品の製造販売並びに洋菓子類の製造販売及び喫茶、飲食店の経営を主な内容とし、さらにこれらに関連する事業活動を展開しております。
当グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであります。
事業区分 | 主要製品及び業務内容 | 主要な会社 |
洋菓子事業 | ケーキ、ベーカリー、デザート、アイスクリーム等洋菓子の製造・販売喫茶及び飲食店の経営 | 当社、㈱不二家フードサービス、㈱ダロワイヨジャポン、㈱不二家東北、b-r サーティワン アイスクリーム㈱、 ㈱スイートガーデン、山崎製パン㈱ (会社総数7社) |
製菓事業 | チョコレート、キャンディ、ビスケット、飲料及び乳製品等菓子食品の製造・販売 | 当社、日本食材㈱、不二家飲料果実㈱、不二家乳業㈱不二家(杭州)食品有限公司 (会社総数5社) |
その他 | キャラクターグッズ等の通信販売及びライセンス事業、不動産の賃貸及び管理等、事務受託業務及びアウトソーシング受託、食品加工機械の保守 | 当社、 ㈱不二家システムセンター、不二家テクノ㈱ テクノ保険サービス㈱ (会社総数4社) |
企業集団の状況についての事業系統図は次のとおりであります。
当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で緩やかに回復しておりますが、輸出・生産などで弱さが見られ、消費税率引上げもあり、力強さを欠くものとなりました。 当社グループが属する食品業界においては、景気の先行き不透明感から消費者マインドが停滞、加えて災害や天候不順も影響し、経営環境は厳しいものとなっております。 このような環境下にあって当社グループは、お客様の満足を第一に考え、新製品開発と既存製品の品質改善に絶え間なく取り組み、持続的な発展に向け生産性の向上と経費管理の強化を進めてまいりました。 その結果、当連結会計年度の業績については、売上高は洋菓子事業の店舗数減少の影響などにより1,033億47百万円(対前期比98.2%)となりました。利益面では、営業利益は減価償却費の増加を吸収しきれず18億37百万円(対前期比76.1%)、経常利益は23億46百万円(対前期比85.5%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、洋菓子事業において減損損失を計上しましたが、繰延税金資産の追加計上を行い、12億7百万円(対前期比88.1%)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
期別
事業別 | 当連結会計年度(第125期) | 前連結会計年度(第124期) | 対前期比 | 増減 | |||
2019年1月 1日から2019年12月31日まで | 2018年1月 1日から2018年12月31日まで | ||||||
売上高 | 構成比 | 売上高 | 構成比 | ||||
洋菓子事業 |
| 百万円 | % | 百万円 | % | % | 百万円 |
洋菓子 | 24,221 | 23.4 | 26,575 | 25.3 | 91.1 | △2,354 | |
レストラン | 5,884
| 5.7 | 6,151 | 5.8 | 95.7 | △267 | |
計 | 30,105 | 29.1 | 32,727 | 31.1 | 92.0 | △2,621 | |
製 菓 事 業 | 菓 子 | 64,701 | 62.6 | 64,368 | 61.2 | 100.5 | 332 |
飲 料 | 5,696 | 5.5 | 5,721 | 5.4 | 99.6 | △25 | |
計 | 70,397 | 68.1 | 70,090 | 66.6 | 100.4 | 307 | |
その他 | 2,843 | 2.8 | 2,423 | 2.3 | 117.3 | 419 | |
合 計 | 103,347 | 100.0 | 105,241 | 100.0 | 98.2 | △1,894 |
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、洋菓子チェーン店の売上確保と広域流通企業との取り組みの拡大をはかりました。洋菓子チェーン店では、特に人気の高い定番商品を中心に、新たな店舗システムを活用して立地や店舗規模に応じた品揃えを進め、販売機会損失の低減と製品ロスの削減につとめ、さらに楽天スーパーポイントに切り替えた店舗のポイントサービスや動画配信サービスを活用したクリスマス製品の広告宣伝等により、若年層をはじめとする新規顧客の獲得をはかり、徐々に効果が出てきております。製品面では、季節ごとに産地にこだわったフルーツを使用するなど、より価値を高めた製品を発売し、売上確保につとめました。店舗面では、好評な「西洋菓子舗不二家」を日本橋三越本店に続きjr京都伊勢丹に出店するなど、高付加価値製品を揃えた新業態店の開発を進める一方で、食品スーパーが当社専用コーナーを設けて販売を行う「納品店」の拡大に着手しました。なお、当連結会計年度末における不二家洋菓子チェーン店の営業店舗数は前期差33店減の829店となりました。
広域流通企業との取り組みについては、クリーム入りのスポンジケーキ「ペコパフ」など当社のブランドと技術力を生かした製品や、シュークリームなど生産性の高い製造ラインを活用したファミリーパック製品を積極的に販売し、売上は、スーパー等量販店向け売上の伸長もあり、前期の実績を確保することができました。
しかしながら、単体の洋菓子の売上は、洋菓子チェーン店における不採算店閉鎖等による売上減少が影響し、対前期比93.6%となり、利益につきましてもポイントサービス切り替えに伴う一時的な費用負担増などがあり、前期を下回る結果となりました。
㈱スイートガーデンでは、チェーン店の売上減少が影響し、前期の売上を下回りました。広域流通企業向け製品の売上は、新製品提案の促進、新規取引先の開拓及び販売地域の拡大により着実に回復傾向となっております。利益面では原材料費・労務費の改善はあったものの、物流費の増加があり、前期を下回ることとなりました。
㈱ダロワイヨジャポンでは、同社の主力製品であるマカロンの販売が、「生マカロン」の寄与もあり好調に推移しました。主力店舗の閉鎖や低採算のカタログ販売の一部を中止したことにより、売上は前期を下回りましたが、人員配置の適正化や物流の合理化などにより利益の改善を進めることができました。
この結果、洋菓子事業における洋菓子の売上高は242億21百万円(対前期比91.1%)となりました。
レストランでは、お客様の健康志向に対応した季節ごとのメニュー改定、シニア向けの割引サービスにより集客をはかりました。しかしながら、改装に伴う長期休業など営業店舗数の減少に加え天候不順もあり、売上高は58億84百万円(対前期比95.7%)となりました。利益面でも、人件費高騰やポイントサービス切り替えに伴う費用負担増があり、前期を下回りました。
以上の結果、当連結会計年度における洋菓子事業全体の売上高は301億5百万円(対前期比92.0%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、主力ブランドの拡販に取り組むとともに、新製品開発と品質改善を推進した結果、ビスケット類を中心に前期の売上を上回ることができました。製品面では、『健康・グルメ』をテーマに、主力ブランドで随時新製品を発売しました。ナッツの健康イメージを訴求した「アーモンドチョコレート」など大袋製品の売上が好調に推移したほか、発売35周年を迎えたカントリーマアムでは、「カントリーマアムリッチチョコ」など大人向けの新製品に加え、国産小麦をはじめ原料にこだわった「厳選素材シリーズ」や健康に配慮した「じぶん想いシリーズ」などの新製品を順次発売しました。また、「ホームパイ大人のリッチチョコ」をはじめ主力製品の包装形態を多様化して各小売業態への導入促進に取り組みました。この結果、当社単体の菓子の売上は、対前期比100.0%となりましたが、利益面では、主力生産ラインの稼働増に継続して取り組んだものの販売促進費の増加や生産ラインの減価償却費の負担増もあり、前期を下回りました。
不二家(杭州)食品有限公司では、中国におけるインターネット通販の拡大など市場変化に対応すべく、販売代理店との連携を強化して拡販につとめました。主力のポップキャンディの販売が好調なことに加え、6月下旬から製造・販売を開始したビスケット類の寄与もあり、売上、利益とも前期の実績を上回りました。
この結果、製菓事業における菓子の売上高は647億1百万円(対前期比100.5%)となりました。
飲料については、既存主力製品の販売に注力するとともに、「ソルティレモンスカッシュ」などの新製品を順次発売しました。しかしながら夏場の天候不順や台風被害による工場の操業停止も影響し、売上高は56億96百万円(対前期比99.6%)と前期を下回りました。
以上の結果、当連結会計年度における製菓事業全体の売上高は703億97百万円(対前期比100.4%)となりました。
<その他>
その他事業は、キャラクターグッズ販売及びライセンス事業、不動産賃貸事業並びに㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は好調に推移し、28億43百万円(対前期比117.3%)と前期を上回りました。
財政状態は、次のとおりであります。
流動資産は350億7百万円で、主に現金及び預金の減により前連結会計年度末に比べ5億11百万円減少いたしました。固定資産は366億37百万円で、主に繰延税金資産の増により前連結会計年度末に比べ5億62百万円増加いたしました。この結果、総資産は716億45百万円で前連結会計年度末に比べ50百万円増加いたしました。
また、流動負債は176億99百万円で、主にその他の減により前連結会計年度末に比べ5億27百万円減少いたしました。固定負債は45億22百万円で、主に長期借入金の返済により前連結会計年度末に比べ4億50百万円減少いたしました。
純資産は494億23百万円で、主に利益剰余金の増により前連結会計年度に比べ10億28百万円増加いたしました。この結果、自己資本比率は66.5%(前期は65.3%)となり、1株当たり純資産は1,847円54銭となりました。
キャッシュ・フローにつきましては、当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて32億74百万円減少し、112億30百万円となりました。
営業活動の結果得られた資金は、50億32百万円(前連結会計年度は22億17百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益によるものであります。
投資活動の結果使用した資金は、73億82百万円(前連結会計年度は64億49百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出によるものであります。
財務活動の結果使用した資金は、8億96百万円(前連結会計年度は31億92百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済等によるものであります。
前連結会計年度(自 2018年1月1日 至 2018年12月31日)
|
|
|
|
|
| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他(注)1 | 合計 | 調整額(注)2,4,5,6 | 連結財務諸表計上額(注)3 | ||
洋菓子事業 | 製菓事業 | 計 | |||||
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 | 32,727 | 70,090 | 102,818 | 2,423 | 105,241 | ― | 105,241 |
セグメント間の内部売上高 又は振替高 | 1 | 710 | 711 | 586 | 1,297 | △1,297 | ― |
計 | 32,728 | 70,800 | 103,529 | 3,010 | 106,539 | △1,297 | 105,241 |
セグメント損益(△は損失) | △1,417 | 6,618 | 5,201 | 412 | 5,614 | △3,198 | 2,415 |
セグメント資産 | 22,956 | 32,818 | 55,774 | 1,970 | 57,745 | 13,848 | 71,594 |
その他の項目 減価償却費 持分法適用会社への投資額 有形固定資産及び無形固定資産等の増加額 | 1,480 2,678 2,349 | 2,012 60 4,379 | 3,492 2,738 6,729 | 235 ― 203 | 3,727 2,738 6,932 | 67 2,410 831 | 3,795 5,149 7,763 |
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、キャラクターグッズ等の通信販売、ライセンス事業、不動産事業及び事務受託業務等を含んでおります。
2 セグメント損益(△は損失)の調整額 △3,198百万円には、その他の調整額4百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△3,203百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費に係る費用であります。
3 セグメント損益(△は損失)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4 セグメント損益(△は損失)の額の算定に含まれておりませんが、取締役会に対して、持分法投資利益が定期的に提供され使用されております。
(洋菓子事業) 122百万円 (製菓事業) 152百万円
5 セグメント資産の調整額13,848百万円は全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、未収入金及び本社の管理部門に係る資産等であります。
6 その他の項目の減価償却費の調整額67百万円は全社費用に係る減価償却費であります。また、有形固定資産及び無形固定資産等の増加額の調整額831百万円は、全て全社有形固定資産及び無形固定資産等であります。
当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
|
|
|
|
|
| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他(注)1 | 合計 | 調整額(注)2,4,5,6 | 連結財務諸表計上額(注)3 | ||
洋菓子事業 | 製菓事業 | 計 | |||||
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客への売上高 | 30,105 | 70,397 | 100,503 | 2,843 | 103,347 | ― | 103,347 |
セグメント間の内部売上高 又は振替高 | 0 | 613 | 614 | 526 | 1,140 | △1,140 | ― |
計 | 30,106 | 71,011 | 101,117 | 3,369 | 104,487 | △1,140 | 103,347 |
セグメント損益(△は損失) | △1,630 | 6,247 | 4,616 | 560 | 5,176 | △3,339 | 1,837 |
セグメント資産 | 21,424 | 34,978 | 56,403 | 2,810 | 59,213 | 12,431 | 71,645 |
その他の項目 減価償却費 持分法適用会社への投資額 有形固定資産及び無形固定資産等の増加額 | 1,562 2,678 1,016 | 2,477 60 2,443 | 4,039 2,738 3,460 | 319 ― 934 | 4,359 2,738 4,395 | 37 2,650 358 | 4,397 5,389 4,753 |
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、キャラクターグッズ等の通信販売、ライセンス事業、不動産事業及び事務受託業務等を含んでおります。
2 セグメント損益(△は損失)の調整額△3,339百万円には、その他の調整額0百万円及び各報告セグメントに配分していない全社費用△3,339百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費に係る費用であります。
3 セグメント損益(△は損失)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4 セグメント損益(△は損失)の額の算定に含まれておりませんが、取締役会に対して、持分法投資利益が定期的に提供され使用されております。
(洋菓子事業) 190百万円 (製菓事業) 182百万円
5 セグメント資産の調整額12,431百万円は全社資産であり、主に報告セグメントに帰属しない現金及び預金、未収入金及び本社の管理部門に係る資産等であります。
6 その他の項目の減価償却費の調整額37百万円は全社費用に係る減価償却費であります。また、有形固定資産及び無形固定資産等の増加額の調整額358百万円は、全て全社有形固定資産及び無形固定資産等であります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2020年1月1日~3月31日)のわが国の経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調にありましたが、新型コロナウィルスの感染拡大の影響により大幅に下押しされ、先行きの見通しも不透明な状況となりました。
当社グループが属する食品業界においては、インバウンド需要の激減、外出自粛等の影響により、経営環境は急速に厳しいものとなっております。特に飲食業においては、外出自粛が大きく影響しております。
このような環境下にあって当社グループは、従業員の出勤前検温の実施、手洗い・手指消毒の励行、マスクの着用に加え、時差勤務・テレワークを導入するなど、従業員の健康維持につとめております。その中において当社グループは、新製品開発と既存製品の品質改善に継続して取り組み、生産性の維持・向上をはかりました。
その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、国内事業環境の悪化や中国事業の停滞による売上減少もあり、243億70百万円(対前年同期比92.8%)となりました。営業利益は1億48百万円(対前年同期比22.3%)、経常利益は2億68百万円(対前年同期比36.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は31百万円(対前年同期比9.1%)となり、売上、利益とも前年同期を下回りました。
| 当第1四半期連結累計期間 | 前第1四半期連結累計期間 | 対前年同期比 | 増減 | |||
2020年1月 1日から2020年3月31日まで | 2019年1月 1日から2019年3月31日まで | ||||||
売上高 | 構成比 | 売上高 | 構成比 | ||||
洋 菓子事業 |
| 百万円 | % | 百万円 | % | % | 百万円 |
洋菓子 | 5,800 | 23.8 | 6,194 | 23.6 | 93.6 | △394 | |
レストラン | 1,227 | 5.0 | 1,452 | 5.5 | 84.5 | △224 | |
計 | 7,028 | 28.8 | 7,646 | 29.1 | 91.9 | △618 | |
製菓事業 | 菓 子 | 15,443 | 63.4 | 16,434 | 62.6 | 94.0 | △990 |
飲 料 | 1,146 | 4.7 | 1,533 | 5.9 | 74.7 | △387 | |
計 | 16,590 | 68.1 | 17,968 | 68.5 | 92.3 | △1,378 | |
その他 | 751 | 3.1 | 635 | 2.4 | 118.2 | 115 | |
合 計 | 24,370 | 100.0 | 26,251 | 100.0 | 92.8 | △1,881 |
(注)記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。
<洋菓子事業>
当社単体の洋菓子においては、洋菓子チェーン店の売上確保と広域流通企業との取り組み拡大をはかりました。洋菓子チェーン店では、外出自粛で来店客数が減少する中で、プレミアムシリーズの特別価格での販売など売上促進策を継続する一方、いわゆる巣ごもり消費に対応した賞味期限の長い製品の品揃え強化を進めました。店舗面では、前期より開設増に取り組んでいる納品店(当社が食品スーパー等に製品を納入して販売は納入先が行う店舗)は当第1四半期に18店開店しました。一方、高付加価値製品中心の「西洋菓子舗不二家」は、常設の日本橋・京都のほか期間限定店舗を7店舗出店し、百貨店や主要駅の商業施設向けには「fujiya confectionery」ブランドのもと、期間限定で2店舗出店しました。なお、当第1四半期連結会計期間末における不二家洋菓子チェーン店の営業店舗数は前年同期差27店減の826店となりました。
広域流通企業との取り組みについては、生産性の高い製造ラインを活用したファミリーパック製品の積極的な販売に加え、ミルキーブランドを活用した「生バウムクーヘン」等を発売し、売上は前年同期を上回ることができました。
店舗数及び客数の減少の影響により、単体の洋菓子では売上、利益とも前年同期を下回りましたが、各種施策の効果により、3月の既存店売上の前年同期比は2月を上回るなど徐々に回復傾向となりました。
㈱スイートガーデンでは、チェーン店の売上減少が影響し、前年同期の売上を下回りました。しかしながら、広域流通企業向け製品の売上は、新製品提案の促進による採用製品の増加、新規取引先との取引拡大により着実に伸長しております。
㈱ダロワイヨジャポンでは、2月下旬以降、主要な出店先であるターミナル駅、百貨店の店舗売上の減少に加え、企業向け社内販売も中止となる中、インターネット通販の品揃え充実などの対策を講じましたが、売上は前年同期を下回りました。しかしながら、利益面では販売管理費の抑制により、改善を進めることができました。
この結果、洋菓子類の売上高は、58億円(対前年同期比93.6%)となりました。
レストランでは、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、全国に5店舗を出店しているお子様向け集客施設の長期休館、出店先商業施設の営業時間短縮等が大きく影響し、売上高は12億27百万円(対前年同期比84.5%)となりました。このような中、前期に値下げを行ったスイーツバイキングの拡販をはかり、お食事券贈呈サービス、シニア向け割引などの再来店促進策も実施しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における洋菓子事業全体の売上高は70億28百万円(対前年同期比91.9%)となりました。
<製菓事業>
当社単体の菓子においては、主力ブランドの拡販に取り組むとともに、新製品開発を推進しました。製品面では、『健康・グルメ』をテーマに、主力ブランドで季節を先取りした抹茶製品をはじめ、国産素材へのこだわりと柔らかい食感が特長の「やわらかピュアミルキー」、ナッツの健康イメージを訴求したファミリータイプ製品「ピーナツ習慣(カカオ70%)」を発売しました。新型コロナウィルスの影響による巣ごもり消費向けに拡販をはかったファミリータイプ製品の売上は比較的好調に推移しましたが、全体では前年同期を下回る売上となり、利益面でも販売促進費の増加が影響し、前年同期を下回りました。
ペコちゃん生誕70周年にあたっては、記念キャンペーン「ペコフェス」第1弾として、当社製品と一緒に写った動画や静止画を募集し、それを素材としてcmを制作するキャンペーンを開始しました。
不二家(杭州)食品有限公司では、新型コロナウィルスの感染拡大により、2月に入り工場の操業停止を余儀なくされましたが、従業員の健康管理状況が現地政府に評価され、いち早く2月11日より稼働を再開することができ、3月中旬以降、ほぼ通常の生産体制に復帰しました。工場閉鎖や中国市場の停滞の影響により、売上、利益とも前年同期の実績を下回りましたが、インターネット通販の拡大を図るなど売上回復につとめ、影響を最小限に止めることができました。
この結果、製菓事業における菓子の売上高は、154億43百万円(対前年同期比94.0%)となりました。
飲料については、既存主力製品の販売に注力するとともに、「ペコスカッシュ桃500ml」などの新製品を発売しました。しかしながら外出自粛による自販機売上の減少や店頭での販促活動の縮小が大きく影響し、売上高は11億46百万円(対前年同期比74.7%)と厳しい実績となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間における製菓事業全体の売上高は、165億90百万円(対前年同期比92.3%)となりました。
<その他>
その他事業は、キャラクターグッズ販売及びライセンス事業、不動産賃貸事業並びに㈱不二家システムセンターの受注請負、データ入力サービスなどの事務受託業務であり、売上高は好調に推移し、7億51百万円(対前年同期比118.2%)と前年同期を上回りました。
財政状態は、次のとおりであります。
流動資産は319億36百万円で、主に受取手形及び売掛金の減により前連結会計年度末に比べ30億71百万円減少いたしました。固定資産は362億68百万円で、主に有形固定資産や無形固定資産の減により、前連結会計年度末に比べ3億69百万円の減少となりました。
この結果、総資産は682億4百万円で前連結会計年度末に比べ34億40百万円減少いたしました。
また、流動負債は150億44百万円で、主に支払手形及び買掛金や未払金の減により前連結会計年度末に比べ26億54百万円減少いたしました。固定負債は42億81百万円で、主に長期借入金の返済や社債の償還等により前連結会計年度末に比べ2億40百万円減少いたしました。
この結果、負債は合計193億25百万円で、前連結会計年度末に比べ28億95百万円減少いたしました。
純資産は488億78百万円で、主に利益剰余金の減により前連結会計年度末に比べ5億44百万円減少いたしました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、99百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間におきまして、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
区分 | 当期首残高(百万円) | 当期末残高(百万円) | 平均利率(%) | 返済期限 |
短期借入金 | 80 | 1,010 | 0.6 | ― |
1年以内に返済予定の長期借入金 | 650 | 425 | 0.9 | ― |
1年以内に返済予定のリース債務 | 435 | 504 | ― | ― |
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) | 776 | 350 | 0.8 | 2021年~ 2022年 |
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く。) | 771 | 696 | ― | 2021年~ 2026年 |
その他有利子負債 | ― | ― | ― | ― |
合計 | 2,714 | 2,986 | ― | ― |
(注) 1 平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
2 リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3 長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下のとおりであります。
| 1年超2年以内(百万円) | 2年超3年以内(百万円) | 3年超4年以内(百万円) | 4年超5年以内(百万円) |
長期借入金 | 242 | 108 | ― | ― |
リース債務 | 310 | 171 | 101 | 70 |
1938年6月 | 資本金20万円をもって株式会社第二不二家を設立 |
1938年9月 | 株式会社第二不二家に合名会社不二家を吸収合併 |
1938年12月 | 株式会社不二家に商号変更 |
1946年8月 | 本社を東京都中央区銀座七丁目2番17号に移転 |
1952年3月 | 東京都中央区銀座に関東販売所を設置して卸売に進出 |
1958年11月 | 合名会社不二家(1941年7月に藤井食品合名会社として設立、1956年10月商号変更)を吸収合併 |
1959年9月 | 神奈川県平塚市に平塚工場(チョコレート)を開設 |
1961年11月 | 不二家食品株式会社を吸収合併 |
1962年6月 | 東京、大阪、名古屋各証券取引所市場第二部へ株式を上場 |
1962年8月 | 大東町(現岩手県一関市)の斡旋により地元酪農家と不二農産工業株式会社(現不二家乳業株式会社、現連結子会社)を設立 |
1963年8月 | 日本食材株式会社の株式を取得 |
1963年10月 | 京都市伏見区にフランチャイズ・チェーン伏見店を開設して、フランチャイズ制を導入 |
1965年2月 | 東京、大阪、名古屋各証券取引所市場第一部へ株式を上場 |
1968年8月 | 神奈川県秦野市に秦野工場(キャンディ、焼物)を開設 |
1968年11月 | 埼玉県新座市に埼玉工場(洋菓子)を開設 |
1971年5月 | 大阪府泉佐野市に泉佐野工場(洋菓子)を開設 |
1972年4月 | 山形交通株式会社(現株式会社ヤマコー)と合弁会社株式会社山交フッドサービス(現株式会社不二家東北、現連結子会社)を設立 |
1973年12月 | 米国バスキン・ロビンス社と合弁会社ビー・アールジャパン株式会社(現b-r サーティワン アイスクリーム株式会社)を設立して、アイスクリームチェーンに着手 |
1973年12月 | 株式会社ファーストコンピューターセンター(現株式会社不二家システムセンター、現連結子会社)を設立 |
1974年6月 | サンヨー缶詰株式会社と合弁会社不二家サンヨー株式会社(現不二家飲料果実株式会社、現連結子会社)を設立 |
1978年3月 | 株式会社不二家ロードサイドレストラン(現株式会社不二家フードサービス、現連結子会社)を設立して、郊外型外食産業に進出 |
1989年6月 | ネッスル社と合弁会社ネッスルマッキントッシュ株式会社(後、ネスレマッキントッシュ株式会社)(菓子製造販売業)を設立 |
1989年10月 | 株式会社ダロワイヨジャポン(洋菓子製造販売業)(現連結子会社)を設立 |
1990年6月 | 静岡県裾野市に富士裾野工場(ミルキー、焼物)を開設 |
1994年11月 | 佐賀県神埼郡に九州(現吉野ヶ里)工場(洋菓子)を開設 |
2000年9月 | ネスレマッキントッシュ株式会社の株式売却 |
2003年6月 | 大阪、名古屋各証券取引所への上場を廃止 |
2004年2月 | 旺陞貿易有限公司(台湾)、豊和貿易株式会社、江顕堂氏と不二家(杭州)食品有限公司(現連結子会社)を中国現地法人として設立 |
2007年2月 | 山崎製パン株式会社と食品安全管理体制整備の支援に関する覚書を締結 |
2007年3月 | 山崎製パン株式会社と業務資本提携契約を締結 |
2007年4月 | 山崎製パン株式会社に対する第三者割当増資を実施 |
2007年8月 | 株式会社不二家フードサービス(現連結子会社)は、吸収分割により旧株式会社不二家フードサービスの事業を承継 |
2008年7月 | 本社を東京都文京区大塚二丁目15番6号に移転 |
2008年11月 | 山崎製パン株式会社と新たな業務資本提携契約を締結 |
2008年11月 | 山崎製パン株式会社に対する第三者割当増資を実施、同社の連結子会社となる |
2010年6月 | 決算期を変更(3月度から12月度) |
2014年2月 | 株式会社プレシアホールディングスとの間で株式会社スイートガーデン株式譲渡契約を締結 |
2014年4月 | 株式会社スイートガーデン(現連結子会社)の全株式を取得 |
当社は、株主の皆様への利益還元を充実させていくことが経営上の最重要課題のひとつであると考えており、収益力向上に向け企業体質の強化を図りながら、継続的、安定的に配当を行うことを基本方針としております。
当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。
会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって毎年6月30日を基準日として中間配当を行うことができる旨定款に定めております。
当連結会計年度の配当につきましては、当期の業績と今後の事業環境を勘案し、企業基盤の強化のための内部留保にも配慮しつつ、期末配当として1株につき15円とさせていただきたく存じます。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
決議年月日 | 配当金の総額(百万円) | 1株当たり配当額(円) | |
2020年3月25日 | 定時株主総会決議 | 386 | 15.00 |
種類 | 事業年度末現在発行数(株)(2019年12月31日) | 提出日現在発行数(株)(2020年3月25日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
普通株式 | 25,784,659 | 25,784,659 | 東京証券取引所市場第一部 | 完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式単元株式数 100株 |
計 | 25,784,659 | 25,784,659 | ― | ― |
2019年12月31日現在
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満株式の状況(株) | |||||||
政府及び地方公共団体 | 金融機関 | 金融商品取引業者 | その他の法人 | 外国法人等 | 個人その他 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | ― | 28 | 16 | 399 | 98 | 47 | 44,193 | 44,781 | ― |
所有株式数(単元) | ― | 19,963 | 304 | 155,268 | 8,873 | 58 | 73,161 | 257,627 | 21,959 |
所有株式数の割合(%) | ― | 7.75 | 0.12 | 60.27 | 3.44 | 0.02 | 28.40 | 100.00 | ― |
(注) 1 自己株式8,288株は、「個人その他」に82単元、「単元未満株式の状況」に88株含まれております。
2 「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、8単元含まれております。
2019年12月31日現在
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数(千株) | 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
山崎製パン株式会社 | 東京都千代田区岩本町三丁目10番1号 | 13,906 | 53.94 |
不二家不二栄会持株会 | 東京都文京区大塚二丁目15番6号 | 775 | 3.00 |
株式会社バンダイナムコホールディングス | 東京都港区芝五丁目37番8号 | 500 | 1.93 |
株式会社りそな銀行 | 大阪府大阪市中央区備後町二丁目2番1号 | 302 | 1.17 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 東京都港区浜松町二丁目11番3号 | 250 | 0.97 |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) | 東京都中央区晴海一丁目8番11号 | 227 | 0.88 |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) | 東京都中央区晴海一丁目8番11号 | 197 | 0.76 |
jp morgan chase bank 385151(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 25 bank street,canary wharf,london, e14 5jp,united kingdom (東京都港区港南二丁目15番1号) | 160 | 0.62 |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口1) | 東京都中央区晴海一丁目8番11号 | 151 | 0.58 |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口2) | 東京都中央区晴海一丁目8番11号 | 148 | 0.57 |
計 | ― | 16,618 | 64.47 |
男性16名 女性0名 (役員のうち女性の比率0%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(百株) | ||||||||||||||||||||||
代表取締役会長 | 山 田 憲 典 | 1935年6月7日生 |
| (注)3 | 128 | ||||||||||||||||||||||
代表取締役社長 | 河 村 宣 行 | 1954年11月29日生 |
| (注)3 | 51 | ||||||||||||||||||||||
専務取締役 経営企画・総務人事・経理担当、経理本部長 | 宮 崎 広 | 1950年1月14日生 |
| (注)3 | 13 | ||||||||||||||||||||||
常務取締役 洋菓子事業本部長兼洋菓子事業本部広域営業本部長、購買担当 | 瓜 生 徹 | 1963年4月20日生 |
| (注)3 | 4 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(百株) | ||||||||||||||||||||
常務取締役 菓子事業本部長 | 野 地 正 幸 | 1961年10月4日生 |
| (注)3 | 11 | ||||||||||||||||||||
取締役相談役 | 飯 島 延 浩 | 1941年7月28日生 |
| (注)3 | 115 | ||||||||||||||||||||
取締役 海外事業担当 | 櫻 井 康 文 | 1949年1月6日生 |
| (注)3 | 164 | ||||||||||||||||||||
取締役 洋菓子事業本部生産本部長 | 坂 下 展 敏 | 1957年9月26日生 |
| (注)3 | 10 | ||||||||||||||||||||
取締役 総務人事本部長兼経営企画室長 | 中 島 清 隆 | 1957年1月13日生 |
| (注)3 | 6 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(百株) | ||||||||||||||||||||||||
取締役 菓子事業本部営業本部長 | 富 永 寿 哉 | 1963年6月13日生 |
| (注)3 | 3 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 | 高 橋 俊 裕 | 1939年11月28日生 |
| (注)3 | 30 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 | 中 野 武 夫 | 1956年6月28日生 |
| (注)3 | 5 | ||||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 塚 﨑 覺 | 1949年9月27日生 |
| (注)4 | 13 | ||||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 内 田 宏 治 | 1953年9月30日生 |
| (注)4 | 8 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(百株) | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 弘 中 徹 | 1940年1月10日生 |
| (注)4 | 46 | ||||||||||||||||||||||
監査役 | 佐 藤 元 宏 | 1947年2月21日生 |
| (注)4 | 13 | ||||||||||||||||||||||
計 | 627 |
(注) 1 取締役高橋俊裕及び中野武夫の両名は、社外取締役であります。
2 監査役弘中徹及び佐藤元宏の両名は、社外監査役であります。
3 取締役の任期は、2018年12月期に係る定時株主総会終結の時から2020年12月期に係る定時株主総会終結の時までであります。
4 監査役の任期は、2018年12月期に係る定時株主総会終結の時から2022年12月期に係る定時株主総会終結の時まであります。
5 当社では業務執行体制の強化を図るため、執行役員制度を導入しております。
執行役員は、13名で構成されております。
執行役員 | 髙 橋 雅 宏 |
執行役員 | 小 倉 雅 行 |
執行役員 | 佐 野 正 樹 |
執行役員 | 澄 川 久 博 |
執行役員 | 古 田 健 |
執行役員 | 安 井 泰 宏 |
執行役員 | 倉 島 直 人 |
執行役員 | 野 村 亨 |
執行役員 | 福 本 誠 |
執行役員 | 澤 田 昌 春 |
執行役員 | 菅 原 亨 |
執行役員 | 寺 田 仁 己 |
執行役員 | 高 村 哲 哉 |
<社外取締役>
当社では、幅広い知識と経験を背景に、客観的かつ中立的な観点から、的確な助言と意思決定を当社の経営に反映していただける方2名を社外取締役に選任しております。なお、当社は、社外取締役を選任するための独立性に関する基準又は方針はありませんが、選任にあたっては、東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準を参考にしております。
社外取締役高橋俊裕氏は、企業経営に関する豊富な経験と幅広い知見を有しており、当社の取締役の業務執行について客観的な立場から監督するとともに、経営全般に関する助言をいただけるものと判断しております。同氏と当社との間には、人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役中野武夫氏は、金融機関における豊富な経験と財務・会計に関する幅広い知見を有しており、当社の取締役の業務執行について客観的な立場から監督するとともに、経営全般に関する助言をいただけるものと判断しております。同氏はみずほ信託銀行の常任顧問であり、当社は同社との間で確定給付年金の一部に関する運用委託取引がありますが、当社及び同社の連結売上高の1%未満と僅少であり、株主及び投資者の判断に影響を及ぼすおそれはないと判断しております。
また、当社は、高橋俊裕氏及び中野武夫氏の2名を、一般株主と利益相反が生じるおそれのない独立役員として東京証券取引所に届け出ております。
<社外監査役>
当社では、幅広い知識と経験を背景に、客観的かつ中立的な観点から、的確な助言と意思決定を当社の経営に反映していただける方2名を社外監査役に選任しております。なお、当社は、社外監査役を選任するための独立性に関する基準又は方針はありませんが、選任にあたっては、東京証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準を参考にしております。
社外監査役弘中徹氏は、弁護士としての専門的知見及び豊富な経験から、公正かつ客観的に経営の妥当性を監督し、当社の監査機能の強化にその資質を活かしていただけると判断しております。同氏と当社との間には人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。
社外監査役佐藤元宏氏は、公認会計士としての豊富な経験と知識から、公正かつ客観的に経営の妥当性を監督し、当社の監査機能の強化にその資質を活かしていただけると判断しております。同氏と当社との間には人的関係、資本的関係又は取引関係その他の利害関係はありません。
③社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部 統制部門との関係
社外監査役は、取締役会に出席するほか、定例の監査役会において常勤監査役と職務執行状況に関する意見交換を行い情報の共有化を図っております。監査役及び監査役会は代表取締役との意見交換会を年4回実施するほか、会計監査人及び内部監査を実施している監査室とも定期的に連絡会を開催し、監査に関連する情報の収集を行っております。