業績の推移(百万円) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 当期利益 | % | 一株利益 | 一株配当 |
財務・CF(百万円) 2020/03/31 | |||
---|---|---|---|
総資産 | 50,544 | 営業CF | 5,575 |
純資産 | 31,899 | 投資CF | -2,098 |
自己資本比率 | 0.6 % | 財務CF | -3,657 |
資本金 | 5,424 | 現金等 | 10,747 |
四半期 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 |
累計 | 1Q | 1-2Q | 1-3Q | 1-4Q | 会社予想 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 今期 |
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、本文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営環境について
当社グループは多品種の食品を取り扱っており、同業他社のみならず異業種との競争が益々激しくなっております。そのような環境の中、日照不足等の天候不順、鳥インフルエンザ、残留農薬等の食品の安全性・信頼性を揺るがす問題等により、売上高の減少に繋がり業績に影響を与える可能性があります。
また、当社グループにおける製品の販売先の大半が日本国内であることから、国内景気の悪化及び市場規模の縮小、主要販売先における販売の不振や商品政策の変更等による需要の後退、地震等の自然災害、火災等の人的災害の発生による生産能力の低下等により、業績に影響を与える可能性があります。
今回発生した新型コロナウイルス感染症は、状況によっては、当社グループの生産工場を休止に追い込む危険性があります。この事態を回避すべく、最大限の在宅勤務や国内外への出張の原則禁止、社内外の連絡や打合せ等は可能な限り電話、メール、web会議等を活用するなどの対応とあわせ、生産工場や受注部門は、従業員、お客様、関係者様等の安全・安心に最大限の配慮をし、感染予防策を徹底した上で供給体制を維持してまいりました。
しかしながら、訪日外国人の大幅な減少や旅行・外出の自粛、イベントの中止などで外食産業をはじめ、在宅勤務によって中食を購入する機会が減り、売上高の減少に繋がっております。
2021年3月期は、最善の利益を確保すべく、特命のチームを立ち上げ取組みを実施しておりますが、現時点ではその影響度合いが不透明であり、合理的な見積りが困難であることから、業績への定量的な見積りが難しい状況です。
(2)原材料等購入価格の変動について
当社グループの主要な原材料は食用油(大豆、菜種等)・卵・野菜であり、購入価格は内外の商品市場価格及び外国為替相場に大きく影響されます。市場価格の変動リスクのヘッジとしまして海外調達も含め産地分散、及び通年価格契約の実施等を行っておりますが、市場価格の変動が経営成績に影響を与える可能性があります。
また、原油価格が高騰した場合には、物流コストや包材価格が上昇する可能性があります。これらの影響を販売価格に転嫁できなかった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
(3)製品の安全性について
消費者の食品に対する安全性への関心が高まる中、当社グループは原材料の品質、生産工程等を厳格に管理し、製品の品質や異物混入等には万全の注意を払っております。
万が一原材料や製造工程等に想定外の事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
これに対する品質管理の取組みとして、「iso9001」(品質マネジメントシステム)、「fssc22000」(食品安全マネジメントシステム)及び「iso17025」(試験所及び校正機関の能力に関するマネジメントシステム)の取得、トレーサビリティの導入等を行って品質管理には万全の体制をとっております。
(4)物流の外部委託について
当社グループの物流は、外部の専門企業に全面委託しております。委託先企業はそれぞれの条件に応じて複数存在しますが、その取引条件の変更や事故あるいは災害によるトラブル発生の場合、販売機会を逸し、製品や原材料を破棄せざるを得ない状況になるなど、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(5)情報システムについて
当社グループでは、基幹系システムにより管理している生産・販売・物流・会計等の重要な情報を災害対策を施した外部データーセンターに保管するとともに、紛失や改ざん等を防止するため、情報管理体制の徹底やシステム障害等に対する保守・保全等のセキュリティ対策を講じております。
しかしながら、地震等の自然災害をはじめ、予測の範囲を超える事象によりシステム障害等が発生した場合、業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(6)金融情勢の変動について
当社グループの資金調達は、設備投資計画に基づき必要な資金を長期借入金及び割賦契約により行っております。金利変動リスクを回避するために固定レートによる調達を行っておりますが、金融情勢に大幅な変動が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響する可能性があります。
(7)固定資産の減損について
当社グループは、土地、建物、機械装置等の様々な資産を所有しております。資産の新規取得にあたりましては、各関連部署が連携し投資効果、回収可能性を徹底的に検証・検討しており、職務権限規程に基づき決裁を受けております。また、継続して有効性の確認を行い、固定資産の保全と有効活用に努めております。
しかしながら、外部環境の急激な変化に伴い、時価の下落や収益性の低下等により投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上する可能性があり業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(8)労務について
当社グループは、正社員に加えてパートナー社員、アルバイト等も受注業務及び生産業務等に従事しており、勤務者の就業等に関する法律の改正等が行われた場合には費用が変動する可能性があり、業績に影響を与える可能性があります。
(9)中期経営計画について
当社グループは、更なる飛躍を目指して中期経営計画を策定しておりますが、取引先の業況及び経済情勢などの事業環境に大幅な影響を与える変動が発生し、中期経営計画策定時の前提と異なった場合は目標数値を達成できない可能性があります。
回次 | 第59期 | 第60期 | 第61期 | 第62期 | 第63期 | |
決算年月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
売上高 | (百万円) | 66,933 | 70,812 | 72,759 | 73,989 | 74,480 |
経常利益 | (百万円) | 3,426 | 4,017 | 4,149 | 3,145 | 3,003 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | (百万円) | 2,085 | 2,867 | 2,877 | 2,296 | 2,058 |
包括利益 | (百万円) | 1,684 | 2,999 | 3,203 | 2,476 | 1,696 |
純資産額 | (百万円) | 19,311 | 28,456 | 30,984 | 32,900 | 34,103 |
総資産額 | (百万円) | 42,306 | 51,442 | 64,837 | 70,105 | 63,767 |
1株当たり純資産額 | (円) | 1,358.94 | 1,727.17 | 1,880.61 | 1,996.95 | 2,069.93 |
1株当たり当期純利益 | (円) | 146.76 | 194.88 | 174.65 | 139.40 | 124.94 |
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 | (円) | - | - | - | - | - |
自己資本比率 | (%) | 45.6 | 55.3 | 47.8 | 46.9 | 53.5 |
自己資本利益率 | (%) | 11.2 | 12.0 | 9.7 | 7.2 | 6.1 |
株価収益率 | (倍) | 16.6 | 14.0 | 20.0 | 15.7 | 16.3 |
営業活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | 4,270 | 4,692 | 4,950 | 2,405 | 5,575 |
投資活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | △458 | △3,929 | △11,811 | △8,895 | △2,098 |
財務活動による キャッシュ・フロー | (百万円) | △1,177 | 5,603 | 6,154 | 4,345 | △3,657 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (百万円) | 7,412 | 13,779 | 13,072 | 10,927 | 10,747 |
従業員数 | (名) | 919 | 965 | 982 | 1,007 | 1,047 |
(外・平均臨時雇用者数) | (2,038) | (1,916) | (1,931) | (2,028) | (2,090) |
(注)1.売上高には消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益は潜在株式がないため記載しておりません。
3.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第62期の期首から適用しており、第61期連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。
当社グループは、当社及び関係会社11社(2020年3月31日現在)で構成され、食品製造販売を主な内容とした事業活動を行っております。また、別段の表示がない限り、本文中の「当社」とはケンコーマヨネーズ株式会社を意味し、「当社グループ」とはケンコーマヨネーズ株式会社及びすべての関係会社を含んでおります。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。
なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
・調味料・加工食品事業・・・調理加工食品、マヨネーズ・ドレッシング類及びタマゴ加工品の
製造・販売
・総菜関連事業等・・・・・・フレッシュ総菜(日配サラダ・惣菜)の製造及び量販店等への
販売、当社からの調理加工食品及びタマゴ加工品の生産受託事業
・その他・・・・・・・・・・調理加工食品、惣菜類の販売ほか
主要な会社 | 調味料・加工食品事業 | 総菜関連事業等 | その他 |
ケンコーマヨネーズ株式会社 | ○ | - | - |
株式会社ダイエットクック白老 | - | ○ | - |
ライラック・フーズ株式会社 | - | ○ | - |
株式会社関東ダイエットクック | - | ○ | - |
株式会社関東ダイエットエッグ | - | ○ | - |
株式会社関西ダイエットクック | - | ○ | - |
株式会社ダイエットクックサプライ | - | ○ | - |
株式会社九州ダイエットクック | - | ○ | - |
サラダカフェ株式会社 | - | - | ○(販売のみ) |
株式会社ハローデリカ | - | ○(販売のみ) | - |
pt.intan kenkomayo indonesia | - | - | ○ |
mku holdings,inc. | - | - | ○ |
当社グループの状況の概要図は次のとおりであります。
当連結会計年度(2019年4月1日から2020年3月31日まで)における我が国の経済は、10月からの消費税率引き上げによる個人消費の落ち込みに加えて、2月以降は新型コロナウイルス感染症の影響による訪日外国人の大幅な減少や旅行・外出の自粛、イベントの中止などの経済活動の停滞により、景気に急速な落ち込みがみられました。
このような事業環境の中、当社グループにおきましては、前連結会計年度より次の成長へ向けて中期経営計画『kenko value action ~価値の創造~』を進めております。この中期経営計画の基本方針は、「csv経営(creating shared value)~共通価値の創造~」とし、社会と企業の両方に価値を生み出す企業活動を実践していくため、次の5つのテーマを掲げております。
(ⅰ)地域貢献 ~地域貢献度no.1企業を目指して~
(ⅱ)環境・資源 ~資源・エネルギー利用の効率化~
(ⅲ)サプライチェーン ~サプライチェーンの短縮と事業活動の改革~
(ⅳ)ソリューション ~「技術・サービス」の事業化~
(ⅴ)働き方 ~従業員満足度の向上~
以上の「csv経営」における5つのテーマに基づいた3つの事業戦略は次のとおりであります。
<1>お客様と共にビジネスを創造・・・お客様の抱える課題に対して、当社の「商品力」、「メニュー提案力」、「情報発信力」等のノウハウを活かし、ともに課題解決に取り組む
<2>“創り・応え・拡げる”生産体制・・・お客様への安定した商品供給体制の構築により、グループ総合力で業務用市場を支えていく
<3>サラダ料理を世界へ・・・サラダ料理を世界に向けて提案・拡販を目指す
(イ)財政状態の状況
(資産)
流動資産は、25,617百万円(前連結会計年度比2,327百万円の減少、8.3%減)となりました。
これは主に受取手形及び売掛金が1,999百万円減少したこと等によるものであります。
なお、現金及び預金の詳しい増減につきましては、連結キャッシュ・フロー計算書をご参照下さい。
固定資産は、38,149百万円(前連結会計年度比4,010百万円の減少、9.5%減)となりました。これは主に機械装置及び運搬具の減価償却累計額が1,976百万円増加したことによるものであります。この結果、総資産は63,767百万円(前連結会計年度比6,337百万円の減少、9.0%減)となりました。
(負債)
流動負債は、15,757百万円(前連結会計年度比4,566百万円の減少、22.5%減)となりました。
これは主に買掛金が1,709百万円、未払金が1,328百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、13,907百万円(前連結会計年度比2,973百万円の減少、17.6%減)となりました。これは主に長期借入金が1,513百万円減少、長期未払金が1,366百万円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は29,664百万円(前連結会計年度比7,540百万円の減少、20.3%減)となりました。
(純資産)
純資産合計は、34,103百万円(前連結会計年度比1,202百万円の増加、3.7%増)となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。また、自己資本比率は53.5%(前連結会計年度比6.6ポイント増)となりました。
(ロ)経営成績の状況
(売上高)
売上高につきましては、2月以降は新型コロナウイルス感染症による影響がありましたが、前連結会計年度より稼働を開始した株式会社ダイエットクック白老及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場の売上高増加により増収を確保することができました。
(利益)
利益につきましては、株式会社ダイエットクック白老及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場が収益改善を進めてまいりましたが、新生産拠点稼働に伴う固定費の増加により減益となりました。
当連結会計年度における連結売上高は74,480百万円(前連結会計年度比490百万円の増加、0.7%増)、連結営業利益は2,900百万円(前連結会計年度比215百万円の減少、6.9%減)、連結経常利益は3,003百万円(前連結会計年度比141百万円の減少、4.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,058百万円(前連結会計年度比238百万円の減少、10.4%減)となりました。
(調味料・加工食品事業)
サラダ・総菜類につきましては、主力商品の1㎏形態のポテトサラダや素材を活かしたチルド
ポテトが伸長しました。製パン向けのツナサラダやコンビニエンスストア向けのゴボウサラダが増加し、外食向けでは大豆ミートを使用した商品が増加しました。
タマゴ加工品につきましては、天候不順等の要因による消費低迷やメニューの減少等により、コンビニエンスストア向けのタマゴサラダ等が減少しました。
マヨネーズ・ドレッシング類につきましては、スーパー向け袋タイプのマヨネーズやバターを使用したソースの商品が伸長しましたが、大型形態のマヨネーズや1lタイプのドレッシングが減少しました。
この結果、当連結会計年度におけるセグメント売上高は59,093百万円(前連結会計年度比596百万円の減少、1.0%減)、セグメント利益は2,532百万円(前連結会計年度比687百万円の減少、21.4%減)となりました。
(総菜関連事業等)
前連結会計年度より稼働を開始した株式会社ダイエットクック白老、株式会社関東ダイエット
クック神奈川工場や基盤商材であるポテトサラダの伸長により増加しました。
この結果、当連結会計年度におけるセグメント売上高は14,250百万円(前連結会計年度比1,144百万円の増加、8.7%増)、セグメント利益は396百万円(前連結会計年度末は83百万円のセグメント損失)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、10,747百万円(前連結会計年度比179百万円減少)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、5,575百万円(前連結会計年度比3,170百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益3,104百万円、減価償却費2,966百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、2,098百万円(前連結会計年度比6,797百万円の増加)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,017百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3,657百万円(前連結会計年度比8,002百万円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出1,696百万円、割賦債務の返済による支出1,459百万円によるものであります。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
|
|
|
|
|
| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他 (注1) | 合計 | 調整額 (注2) | 連結財務諸表 計上額(注3) | ||
| 調味料・加工食品事業 | 総菜関連事業等 | 計 | ||||
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客に対する売上高 | 59,689 | 13,105 | 72,795 | 1,194 | 73,989 | - | 73,989 |
セグメント間の内部売上高又は振替高 | 631 | 8,753 | 9,384 | - | 9,384 | △9,384 | - |
計 | 60,321 | 21,859 | 82,180 | 1,194 | 83,374 | △9,384 | 73,989 |
セグメント利益又は損失(△) | 3,219 | △83 | 3,135 | 6 | 3,142 | 2 | 3,145 |
セグメント資産 | 53,784 | 17,802 | 71,587 | 2,672 | 74,260 | △4,154 | 70,105 |
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費 | 1,365 | 708 | 2,074 | 3 | 2,077 | - | 2,077 |
受取利息 | 5 | 0 | 5 | 0 | 5 | △5 | 0 |
支払利息 | 30 | 71 | 101 | 0 | 102 | △5 | 97 |
持分法による投資利益又は損失(△) | - | - | - | 3 | 3 | - | 3 |
持分法適用会社への投資額 | - | - | - | 2,495 | 2,495 | - | 2,495 |
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 6,419 | 811 | 7,230 | 0 | 7,230 | - | 7,230 |
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ショップ事業、海外事業を含んでおります。
2.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額2百万円は、セグメント間取引消去によるものであります。
(2)セグメント資産の調整額△4,154百万円は、セグメント間の債権の相殺消去によるものであります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
|
|
|
|
|
| (単位:百万円) | |
| 報告セグメント | その他 (注1) | 合計 | 調整額 (注2) | 連結財務諸表 計上額(注3) | ||
| 調味料・加工食品事業 | 総菜関連事業等 | 計 | ||||
売上高 |
|
|
|
|
|
|
|
外部顧客に対する売上高 | 59,093 | 14,250 | 73,344 | 1,136 | 74,480 | - | 74,480 |
セグメント間の内部売上高又は振替高 | 648 | 8,138 | 8,786 | - | 8,786 | △8,786 | - |
計 | 59,742 | 22,388 | 82,131 | 1,136 | 83,267 | △8,786 | 74,480 |
セグメント利益又は損失(△) | 2,532 | 396 | 2,928 | 80 | 3,009 | △6 | 3,003 |
セグメント資産 | 48,012 | 16,198 | 64,211 | 2,691 | 66,902 | △3,134 | 63,767 |
その他の項目 |
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費 | 2,187 | 776 | 2,963 | 3 | 2,966 | - | 2,966 |
受取利息 | 9 | 0 | 9 | 0 | 9 | △7 | 1 |
支払利息 | 38 | 68 | 106 | 0 | 107 | △7 | 100 |
持分法による投資利益又は損失(△) | - | - | - | 67 | 67 | - | 67 |
持分法適用会社への投資額 | - | - | - | 2,532 | 2,532 | - | 2,532 |
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 5,844 | 125 | 5,969 | - | 5,969 | - | 5,969 |
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ショップ事業、海外事業を含んでおります。
2.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益又は損失(△)の調整額△6百万円は、セグメント間取引消去によるものでありま
す。
(2)セグメント資産の調整額△3,134百万円は、セグメント間の債権の相殺消去によるものであります。
3.セグメント利益は、連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年12月31日)におけるわが国の経済は、米国と中国の貿易摩擦や日韓関係の悪化などの影響により輸出の低迷が続いているものの、設備投資については人手不足へ対応するための合理化・省力化投資が底堅く推移しました。ただし、個人消費については消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動も見られ、10月以降は個人消費が落ち込むなど、景気は足踏み状態が続いております。
このような事業環境の中、当社グループにおきましては、前連結会計年度より次の成長へ向けて中期経営計画『kenko value action ~価値の創造~』を進めております。この中期経営計画の基本方針は、「csv経営(creating shared value)~共通価値の創造~」とし、社会と企業の両方に価値を生み出す企業活動を実践していくため、次の5つのテーマを掲げております。
(ⅰ)地域貢献 ~地域貢献度no.1企業を目指して~
(ⅱ)環境・資源 ~資源・エネルギー利用の効率化~
(ⅲ)サプライチェーン ~サプライチェーンの短縮と事業活動の改革~
(ⅳ)ソリューション ~「技術・サービス」の事業化~
(ⅴ)働き方 ~従業員満足度の向上~
以上の「csv経営」における5つのテーマに基づいた3つの事業戦略は次のとおりであります。
①お客様と共にビジネスを創造・・・お客様の抱える課題に対して、当社の「商品力」「メニュー提案力」「情報発信力」等のノウハウを活かし、共に課題解決に取り組む
②“創り・応え・拡げる”生産体制・・・お客様への安定した商品供給体制の構築によりグループ総合力で業務用市場を支えていく
③サラダ料理を世界へ・・・サラダ料理を世界に向けて提案・拡販を目指す
当第3四半期連結会計期間における財政状態の状況は以下のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、68,510百万円(前連結会計年度比1,594百万円の減少、2.3%減)となりました。これは主に建設仮勘定が5,880百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、34,391百万円(前連結会計年度比2,813百万円の減少、7.6%減)となりました。これは主に長期借入金が1,141百万円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、34,118百万円(前連結会計年度比1,218百万円の増加、3.7%増)となりました。
(自己資本比率)
当第3四半期連結会計期間末における自己資本比率は、49.8%(前連結会計年度比2.9ポイント増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における経営成績は以下のとおりであります。
(売上高)
売上高につきましては、前連結会計年度より稼働を開始した株式会社ダイエットクック白老及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場の増収効果により、売上高を伸ばすことができました。
(利益)
利益につきましては、新生産拠点である静岡富士山第2工場(新築)及び西日本工場(増築)の稼働に伴う固定費の増加がありましたが、売上高と同様に前連結会計年度より稼働を開始した株式会社ダイエットクック白老及び株式会社関東ダイエットクック神奈川工場の収益改善が進んだことにより増益となりました。
当第3四半期連結累計期間における連結売上高は57,335百万円(前年同四半期比434百万円の増加、0.8%増)、連結営業利益は2,389百万円(前年同四半期比7百万円の増加、0.3%増)、連結経常利益は2,480百万円(前年同四半期比78百万円の増加、3.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,709百万円(前年同四半期比276百万円の増加、19.3%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間における各報告セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
(調味料・加工食品事業)
サラダ・総菜類につきましては、主力商品の1㎏形態のポテトサラダや素材を生かしたチルドポテトが伸長しました。コンビニエンスストア向けのゴボウサラダやきんぴらごぼうが増加し、外食向けでは大豆ミートを使用した商品が増加しました。また、鮮やかな赤紫色のビーツを使用した商品や製パン向けのさばフィリングも伸長しました。
タマゴ加工品につきましては、天候不順等の要因による消費低迷やメニューの減少等により、コンビニエンスストア向けのタマゴサラダ等が減少しました。
マヨネーズ・ドレッシング類につきましては、スーパー向け袋タイプのマヨネーズやサンドイッチ等で使用した際に野菜からの離水を防止するタイプのマヨネーズが伸長しましたが、大型形態のマヨネーズは減少しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は45,756百万円(前年同四半期比386百万円の減少、0.8%減)、セグメント利益は2,026百万円(前年同四半期比556百万円の減少、21.5%減)となりました。
(総菜関連事業等)
前連結会計年度より稼働を開始した株式会社ダイエットクック白老、株式会社関東ダイエットクック神奈川工場や基盤商材であるポテトサラダの伸長、また年末のクリスマス商品等も売上高増加に寄与しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間におけるセグメント売上高は10,690百万円(前年同四半期比853百万円の増加、8.7%増)、セグメント利益は385百万円(前年同四半期は199百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
当社は食品メーカーとして創業以来、「心を豊かにする食品づくり」、「身体にやさしい食品づくり」を基軸として取り組んでまいりました。今後も「食を通じて世の中に貢献する」ことを企業理念に掲げ、「サラダno.1企業を目指す」方針の下、株主の皆様の期待・信頼に応えるべく企業価値向上及び株主共同利益向上に邁進していく所存であります。
当社グループは食品メーカーとして、工場の立地する地域社会とも共存共栄を図りつつ事業展開しており、さらに、地道な研究開発による新規商品・新規事業の開発と競争力の強化をベースに、企業としての成長を図っております。従いまして、当社に対する大規模買付行為の提案があったとしても、当社経営ノウハウ・知識・情報及び多数の従業員・顧客並びに取引先・地域社会等のステークホルダーとの間に築かれた関係等の理解なくしては、中長期的な企業価値の極大化の実現は困難であると考え、提案内容や当社の将来にわたる企業価値について判断いただくのは極めて困難であると考えております。
最終的に、大規模買付行為を受け入れるかどうかは株主の皆様の判断によるべきものでありますが、上記事情に鑑みますと、大規模買付行為が行われようとする場合には、株主の皆様に対して、当社からはもとより、大規模買付者からも十分な判断材料が提示されるとともに、熟慮のための十分な時間が確保されるべきものと考えます。
また、昨今のわが国資本市場においては、株主・投資家等に対する十分な情報開示がなされることなく、一方的な利得権益獲得のため突然に株券等の大規模買付行為がなされ、結果として対象会社の企業価値及び株主共同の利益を毀損する事態が発生し得る事例も散見され、これらは多数のステークホルダーに無用な混乱・ダメージを残すこととなり、厳に慎むべきものであります。それは、関係当事者同士が納得、合意した上で友好裡に進められるべきものと考えております。
上記の点を踏まえ、当社取締役会は、大規模買付行為が一定の合理的なルールに基づき行われることが、株主の皆様の共同利益に合致するものと考え、本プランにおいて、一定のルール(以下、「大規模買付ルール」という。)を定めることといたしました。
当社取締役会としては、大規模買付行為に対してこの大規模買付ルールの遵守を求め大規模買付ルールに基づき判断材料の提示を大規模買付者より受けた場合には、社外取締役及び社外監査役で構成される独立委員会(以下、「企業価値検討委員会」という。)の助言を最大限尊重した上でそれを十分吟味・検討し、当社取締役会としての見解を取りまとめた上で当該見解を適時かつ適切に開示し買付の受入又は代替案の提示等、その見解に基づいた相当の対応をとることといたします。
また、大規模買付者が大規模買付ルールに従わずに大規模買付行為を開始しようとする場合には、株主の皆様の共同利益を毀損する当社に対する敵対的買収行為と看做し、取締役会は企業価値検討委員会の助言を最大限尊重した上で必要に応じて相当な対抗措置等の意思決定を行います。
本プランにおける大規模買付ルールは、関係諸法令、裁判例並びに経済産業省及び法務省の定めた「企業価値・株主共同の利益の確保又は向上のための買収防衛策に関する指針」及び企業価値研究会の定めた「近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方」に準拠しております。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は471百万円であります。
区分 | 当期首残高 (百万円) | 当期末残高 (百万円) | 平均利率 (%) | 返済期限 |
1年以内に返済予定の長期借入金 | 1,696 | 1,513 | 0.46 | - |
1年以内に返済予定のリース債務 | 7 | 7 | 0.93 | - |
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く) | 10,085 | 8,571 | 0.50 | 2032年11月 |
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く) | 61 | 54 | 0.90 | 2028年10月 |
その他有利子負債 |
|
|
|
|
未払金 | 1,454 | 1,129 | 0.49 | - |
長期未払金 | 5,792 | 4,425 | 0.79 | 2033年3月 |
受入保証金 | 31 | 30 | 1.20 | - |
合計 | 19,126 | 15,729 | - | - |
(注)1.「平均利率」については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.その他有利子負債の受入保証金は、固定負債の「その他」に含まれております。
3.長期借入金、リース債務及びその他有利子負債(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年内
における返済予定額は以下のとおりであります。
区分 | 1年超2年以内 (百万円) | 2年超3年以内 (百万円) | 3年超4年以内 (百万円) | 4年超5年以内 (百万円) |
長期借入金 | 1,490 | 1,490 | 1,186 | 547 |
リース債務 | 7 | 7 | 7 | 7 |
その他有利子負債 |
|
|
|
|
長期未払金 | 906 | 875 | 540 | 429 |
年月 | 概要 |
1958年3月 | 森本油脂株式会社を設立 |
1961年9月 | 業務用サラダ向マヨネーズ「ケンコーマヨネーズas」の製造販売を開始し、食用油販売を中止 |
1966年6月 | ケンコー・マヨネーズ株式会社に商号変更 |
1967年4月 | 名古屋店(現 中日本販売本部)を開設 |
8月 | 東京店(現 東京本社)を開設 |
10月 | 兵庫県神戸市灘区に神戸工場竣工、本社移転 |
1970年11月 | 業務用マヨネーズ専門メーカーとなる |
1973年6月 | 仙台営業所(現 仙台支店)を開設 |
1975年11月 | 大阪支店を開設 |
1976年1月 | 東京都稲城市に稲城工場竣工 |
3月 | 福岡営業所(現 九州販売本部)を開設 |
1977年10月 | 業界初のロングライフサラダ「ファッションデリカフーズ®」を発売開始 |
1979年3月 | 札幌営業所(現 札幌支店)を開設 |
4月 | 広島駐在所(現 中四国販売本部)を開設 |
11月 | 神奈川県厚木市に厚木工場竣工 |
1981年8月 | 浜松駐在所(現 静岡営業所)を開設 |
1986年12月 | ごぼうサラダ(業務用)を発売開始 |
1988年3月 | 兵庫県神戸市西区に西神戸工場竣工 |
3月 | 千葉営業所(現 千葉支店)を開設 |
3月 | 高松営業所を開設 |
5月 | 神奈川県厚木市に厚木フードセンター竣工 |
1989年6月 | 京都営業所(現 京都支店)を開設 |
1990年2月 | 株式会社九州ダイエットクックを買収(現 連結子会社) |
5月 | 神戸営業所(現 神戸支店)を開設 |
1991年3月 | 岡山営業所を開設 |
8月 | 株式会社丸実フーズ(株式会社ダイエットクック東村山)を買収 |
9月 | 株式会社ダイエットクック埼玉設立 |
1992年6月 | ケンコー・マヨネーズ株式会社をケンコーマヨネーズ株式会社に商号変更 |
1993年4月 | グループ統括センター(現 東京本社)を開設 |
8月 | 株式会社ダイエットクック白老設立(現 連結子会社) |
1994年6月 | 山梨県西八代郡に山梨工場竣工 |
11月 | 日本証券業協会へ株式を店頭登録 |
1995年3月 | 株式会社ダイエットエッグ東日本設立 |
1996年6月 | ライラック・フーズ株式会社を設立(現 連結子会社) |
6月 | 鹿児島営業所を開設 |
8月 | 株式会社関西ダイエットクック設立(現 連結子会社) |
1997年3月 | 株式会社ダイエットクックサプライ設立(現 連結子会社) |
4月 | 株式会社ダイエットクック東村山と株式会社ダイエットクック埼玉を統合し、株式会社関東ダイエットクック設立 |
5月 | 株式会社ダイエットエッグ東日本を株式会社関東ダイエットエッグに商号変更(現 連結子会社) |
2001年1月 | 株式会社ダイエットクック都城設立 |
2003年4月 | 静岡県御殿場市に御殿場工場竣工 |
2004年3月 | 株式会社九州ダイエットクックが株式会社ダイエットクック都城を吸収合併 |
12月 | ジャスダック証券取引所に株式を上場(2011年5月に上場廃止) |
年月 | 概要 |
2005年2月 | 厚木フードセンターを厚木工場に統合 |
5月 | 健可食品(香港)有限公司設立 |
8月 | 健可食品(東莞)有限公司設立 |
8月 | サラダカフェ株式会社設立(現 連結子会社) |
2006年4月 | 株式会社ハローデリカ設立(現 連結子会社) |
5月 | 株式会社関東ダイエットクック(新)設立(現 連結子会社) |
8月 | 株式会社関東ダイエットクック(旧)解散 |
2007年8月 | 第三者割当による新株式発行 |
10月 | 京都府舞鶴市に西日本工場竣工 |
2009年11月 | 東京本社移転 |
12月 | 稲城工場を厚木工場に統合 |
2010年4月 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所との合併に伴い、上場取引所は大阪証券取引所 (jasdaq市場) |
10月 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所jasdaq市場及び同取引所neo市場の各市場統合に伴い、上場取引所は大阪証券取引所jasdaq(スタンダード) |
2011年3月 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
3月 | 健可食品(香港)有限公司を頂可(香港)控股股份有限公司に商号変更 |
3月 | 健可食品(東莞)有限公司を東莞頂可食品有限公司に商号変更 |
2012年3月 | 杭州頂可食品有限公司設立 |
3月 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
7月 2014年4月 7月 | pt.intan kenkomayo indonesia 設立(現 持分法適用関連会社) 静岡県富士市に静岡富士山工場竣工 東莞工場を杭州頂可食品有限公司に統合 |
9月 2015年6月 7月 2017年2月 | 株式会社関東ダイエットエッグ新座工場を静岡富士山工場に統合 頂可(香港)控股股份有限公司の当社持分を頂全(開曼島)控股有限公司へ全額譲渡 vancouver research office(カナダ)を開設 資本金を5,424百万円に増資 |
2018年4月 6月 11月 2019年2月 4月 | 株式会社ダイエットクック白老 新工場竣工(新工場へ移管) 株式会社関東ダイエットクック神奈川工場竣工 mku holdings,inc. 設立(現 持分法適用関連会社) 静岡富士山工場 第2工場竣工 西日本工場 増築工事竣工 |
当社グループは、企業価値の向上を目指すとともに、株主の皆様に安定した利益還元を維持継続し、配当性向を向上させることを経営の重要課題としております。
当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当金については株主総会、中間配当金については取締役会であります。
当事業年度の配当金につきましては、上記方針に基づき当期は1株当たり31円(うち中間配当金15円)を実施することを決定しました。
内部留保金につきましては、安定した利益配分の財源として今後の成長に向けて事業基盤強化を進めてまいります。また「積極投資と財務の健全性維持との両立を目指す」という財務目標を達成させ、株主の皆様への一層の利益還元を目指してまいります。
当社は、「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当を行うことができる。」旨を定款に定めております。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
決議年月日 | 配当金の総額 (百万円) | 1株当たり配当額 (円) | |
2019年11月8日 | 取締役会決議 | 247 | 15.00 |
2020年6月24日 | 定時株主総会決議 | 263 | 16.00 |
② 【発行済株式】
種類 | 事業年度末現在発行数 (株) (2020年3月31日) | 提出日現在発行数(株) (2020年6月24日) | 上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名 | 内容 |
普通株式 | 16,476,000 | 16,476,000 | 東京証券取引所 (市場第一部) | 単元株式数 100株 |
計 | 16,476,000 | 16,476,000 | - | - |
|
|
|
|
|
|
| 2020年3月31日現在 | ||
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満株式の状況(株) | |||||||
政府及び 地方公共 団体 | 金融機関 | 金融商品取引業者 | その他の 法人 | 外国法人等 | 個人 その他 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | - | 34 | 19 | 88 | 108 | 7 | 9,016 | 9,272 | - |
所有株式数 (単元) | - | 65,460 | 688 | 46,214 | 18,414 | 14 | 33,937 | 164,727 | 3,300 |
所有株式数の割合 (%) | - | 39.74 | 0.42 | 28.05 | 11.18 | 0.01 | 20.60 | 100.00 | - |
(注)自己株式578株は、「個人その他」に5単元、「単元未満株式の状況」に78株含まれております。
|
| 2020年3月31日現在 | |
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数 (千株) | 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)(注)1 | 東京都中央区晴海一丁目8番11号 | 1,512 | 9.18 |
株式会社ティーアンドエー | 東京都渋谷区渋谷一丁目4番13号 | 1,407 | 8.54 |
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(注)2 | 東京都港区浜松町二丁目11番3号 | 780 | 4.74 |
第一生命保険株式会社(常任代理人:資産管理サービス信託銀行株式会社) | 東京都千代田区有楽町一丁目13番1号 (中央区晴海一丁目8番12号) | 757 | 4.59 |
northern trusut co.(avfc) re hcroo (常任代理人:香港上海銀行東京支店カストディ業務部) | 50 bank street canary wharf london e14 5nt, uk (東京都中央区日本橋三丁目11番1号) | 641 | 3.90 |
日本生命保険相互会社(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 (港区浜松町二丁目11番3号) | 577 | 3.50 |
株式会社三井住友銀行 | 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 | 559 | 3.39 |
株式会社三菱ufj銀行 | 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 | 559 | 3.39 |
キッコーマン株式会社 | 千葉県野田市野田250番地 | 491 | 2.98 |
一般財団法人旗影会 | 東京都渋谷区渋谷一丁目4番13号 | 450 | 2.73 |
計 | - | 7,735 | 46.95 |
(注)1.上記日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、1,362千株であります。
2.上記日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、 569千株であります。
男性11名 女性1名 (役員のうち女性の比率8.3%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有 株式数 (千株) | ||||||||
取締役社長 代表取締役 | 炭井 孝志 | 1953年8月7日生 |
| (注)3 | 138 | ||||||||
取締役 専務執行役員 生産部門部門長 | 寺島 洋一 | 1961年1月15日生 |
| (注)3 | 5 | ||||||||
取締役 専務執行役員 販売部門部門長 | 木佐貫 富博 | 1962年9月15日生 |
| (注)3 | 25 | ||||||||
取締役 常務執行役員 管理部門部門長 | 伊藤 和敬 | 1962年12月22日生 |
| (注)3 | 6 | ||||||||
取締役 執行役員 経営企画本部本部長 | 京極 敦 | 1963年9月11日生 |
| (注)3 | 0 | ||||||||
取締役 | 櫻本 和美 | 1952年5月17日生 |
| (注)3 | 0 | ||||||||
取締役 | 今城 健晴 | 1960年2月11日生 |
| (注)3 | 0 | ||||||||
取締役 | 三田 智子 | 1960年3月14日生 |
| (注)3 | - | ||||||||
常勤監査役 | 神田 憲樹 | 1956年9月25日生 |
| (注)4 | 2 | ||||||||
常勤監査役 | 渡辺 亮彦 | 1957年5月2日生 |
| (注)4 | 12 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有 株式数 (千株) | ||||
監査役 | 田島 正人 | 1953年8月13日生 |
| (注)4 | - | ||||
監査役 | 原田 義夫 | 1951年8月30日生 |
| (注)4 | - | ||||
計 | 192 |
(注)1.櫻本和美、今城健晴、三田智子の各氏は、「社外取締役」であります。
2.神田憲樹、田島正人、原田義夫の各氏は、「社外監査役」であります。
3.取締役の任期は、2019年3月期に係る定時株主総会終結の時から2021年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。
4.監査役の任期は、2020年3月期に係る定時株主総会終結の時から2024年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。