業績推移
業績の推移(百万円)

売上高 営業利益 % 経常利益 % 当期利益 % 一株利益 一株配当
財務
財務・CF(百万円)  2020/02/29
総資産 21,233 営業CF 2,303
純資産 12,061 投資CF -1,777
自己資本比率 0.6 % 財務CF -52
資本金 740 現金等 3,309
四半期推移表
四半期 1Q 2Q 3Q 4Q
前期 今期 前期 今期 前期 今期 前期 今期
累計 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 会社予想
前期 今期 前期 今期 前期 今期 前期 今期 今期
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トピックス
決算(直近四半期)
【第45期第3四半期(自 2020年9月1日 至 2020年11月30日)】

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済活動が抑制され景気は依然として厳しい状況となりました。政府の各種政策が実施され、持ち直しの動きも見られましたが、再び感染拡大が見られるなど、未だに収束時期の見通しが立っておらず、引き続き予断を許さない状況が続いております。

 食品業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う外出自粛による巣ごもり消費により内食需要が増加しましたが、外食需要が落ち込むなどの変化が生じております。また、消費者の健康志向への意識は引き続き高く、さまざまなニーズへの対応が求められております。

 このような状況のなか、当社グループは、北海道から九州まで展開している全国ネットワークを活用し、新規得意先の開拓や、既存得意先の拡販に取り組みました。

 販売面では、㈱フードレーベルにおいて、「牛角シリーズ商品を買って・食べて・飲んで元気♪プレゼントキャンペーン」と題し、「牛角韓国直送キムチ」や「牛角やみつきになる!丸ごと塩オクラ」などの商品を対象としたキャンペーンを実施しております。また、trfsamさんら3名を起用した新しいcmを制作し、10月より全国で放送しております。

 製品開発面では、地域限定商品として「ご飯がススム 千枚キムチ」や、牛角ブランドを使用した「牛角麻辣ドレッシング」などを発売いたしました。また、量販店などへの提案商品の幅を広げるため「ご飯がススム豆腐チゲの素」を発売しております。その他、コラボ商品の開発や、既存商品のリニューアル等を実施いたしました。

 新規事業については、外食事業及び小売事業を行う「oh!!!~発酵、健康、食の魔法!!!~」(所在地:埼玉県飯能市)を10月16日に開業いたしました。このテーマパークは「発酵」をテーマとしており、セレクトショップとレストラン、カフェ、ワークショップの4つの施設を展開しております。

 新型コロナウイルス感染症への対策として、出勤前及び出勤時の検温、業務中のマスクの着用、手指消毒や定期的な換気、事務所や休憩室におけるアクリル板の設置、時差出勤、在宅勤務などを継続して実施しております。なお、感染が拡大している状況を鑑み、当社グループの従業員に対して「新型コロナウイルス感染症に関するお見舞金」を支給しております。

 売上高は、外出自粛に伴う巣ごもり消費により家庭での食事の機会が増えたことや、健康志向の高まりにより乳酸菌を含む食品としてキムチの需要が増えたことに加え、キムチがテレビ番組で取り上げられたことなどにより、「ご飯がススム キムチ」などキムチ製品をはじめとした製品売上高が大幅に増加したことにより、増収となりました。

 利益については、春先の低温や、夏場の長雨、猛暑などにより野菜の生育不良などが生じ、原料野菜の仕入価格が高騰した時期もありましたが、秋は天候が順調に推移し、仕入価格が比較的安定したことや、増収効果、商品規格の見直しや生産アイテムの集約による生産の効率化などにより、増益となりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は35,216百万円(前年同四半期比12.1%増)、営業利益は2,293百万円(同45.8%増)、経常利益は2,384百万円(同41.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,616百万円(同39.9%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて1,165百万円増加し、25,436百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,179百万円、oh!!!の店舗設備新築工事等により建物及び構築物が548百万円それぞれ増加したことによるものであります。 負債については、前連結会計年度末に比べて310百万円減少し、10,944百万円となりました。これは主に短期借入金が200百万円増加した一方、買掛金が113百万円、長期借入金が365百万円それぞれ減少したことによるものであります。 純資産は前連結会計年度末に比べて1,475百万円増加し、14,492百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益により利益剰余金が1,425百万円増加したことによるものであります。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費は224百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、新たに完成した重要な設備の新設は次の通りであります。

会社名

事業所名

所在地

設備の内容

投資金額

(百万円)

資金調達方法

着手及び完了

完成後の増加能力

総額

着手

完了

㈱oh

oh!!!発酵・健康・食の魔法!!!

埼玉県

飯能市

店舗設備

1,010

自己資金及び借入金

2019年8月

2020年7月

(注)当該設備は、提出会社が保有し、㈱ohが事業運営を行います。10月16日より事業を開始しております。