業績の推移(百万円) | |||||||||
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売上高 | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 当期利益 | % | 一株利益 | 一株配当 |
財務・CF(百万円) 2020/03/31 | |||
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総資産 | 6,877 | 営業CF | 709 |
純資産 | 2,796 | 投資CF | 63 |
自己資本比率 | 0.4 % | 財務CF | -2,231 |
資本金 | 993 | 現金等 | 1,880 |
四半期 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | ||||
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前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 |
累計 | 1Q | 1-2Q | 1-3Q | 1-4Q | 会社予想 | ||||
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前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 前期 | 今期 | 今期 |
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 新製品開発力について
デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連事業における将来の成長は、主に最先端の技術に拠る新製品の開発と販売に依存するものと判断しております。しかしながら、両事業が属する業界は技術的進歩が急速でありますことから、全ての製品開発が販売につながる保証はありません。従いまして当社グループが業界と市場の変化を充分予測できず、有効な製品をタイムリーに市場に供給できない場合には、当社グループの将来の成長と収益性を低下させ業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 価格競争と為替リスクについて
電機業界における価格競争は大変厳しいものがありますが、メモリーモジュール関連事業、デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連事業の主要販売先はほとんどが大手電機メーカーでありますことから、当社グループに対しても納入価格の厳しい値下げ要求がなされております。当社グループはこれに対し、独創的な技術に基づく信頼性のある高品質な製品を安定供給することに努力し続けております。しかしながら将来においてもこのことが有効に働き競争力を維持できるとの保証はなく、特に比較的財務体力のある新興メーカーが本格的に当社グループの市場に参入した場合には、市場シェアを維持もしくは拡大し、収益性を保つことが難しくなる可能性があります。
また、為替リスクにつきましては、主にメモリーモジュール関連事業において、外貨建ての営業債権及び原料等の輸入に伴う営業債務が為替の変動リスクに晒されております。デリバティブ取引(為替予約取引及び外国為替証拠金取引)を行うことにより対策を講じているものの、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。為替変動の影響は輸出先での販売価格に影響し、円安であれば輸出先の販売価格は低下するものの、円高の場合には価格が上昇するため当社の製品価格競争力が低下します。従いまして、著しく円高が進行した場合、当社グループの価格設定の見直しを促すこととなると同時に、海外売上割合が増加した場合には当社グループの収益に影響がでるものと考えられます。
(3) 外部要因による製品価格の変動について
当社グループで販売している製品のうち、主にメモリーモジュール関連事業での調達部材であるdramやnand等の半導体関連製品は、世界的な需要や供給の状況等により急激な価格の上昇や下落が生じる可能性があります。当社グループとしましても、販売価格に適正に転嫁することにより収益性の安定を図っておりますが、想定を超える急激な価格の変動が生じた場合、当社グループの将来の成長と収益性を低下させ業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 製品の保証について
当社グループは、一定の品質基準に基づいて各種の製品を生産しており、それら製品の販売後の保証につきましても一定の基準を設けて対処し、その費用を毎期の売上高実績に応じて翌期以降の発生に備え見積り計上しておりますが、大規模なリコールや保険金額を上回るような製造物責任賠償につながるような製品の瑕疵が生じた場合には、当社グループの将来の成長と収益性を低下させ業績と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 新型ウイルス感染症の感染拡大等の異常事態リスク
当社グループは、国内において複数の大都市に拠点を有し製品の販売及びサービスの提供等を行っております。新型ウイルス感染症の感染拡大のようなパンデミックや大規模な自然災害等の異常事態が当社の想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。
(6) 人材の確保、育成等について
システム開発関連事業では、主に情報処理システム開発及び技術者の派遣を主な事業としております。当事業では、顧客のニーズに即した情報処理システムの開発能力を備えた優秀な人材の確保及び高度なサービスを提供でき得る人材の育成が必要不可欠であります。しかしながら、急激な市場環境の変化や雇用情勢の改善による人手不足に伴い、必要な人材の確保等が叶わない場合や人材の流出が生じた場合、減収あるいは新たな費用の増加等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 法的規制について
システム開発関連事業で営んでいる技術者の派遣は、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。)に基づき、厚生労働大臣への届出による一般労働者派遣事業を行っている事業であります。「労働者派遣法」においては、労働者派遣事業を行う者(法人である場合には、その役員を含む)が欠格事由(労働者派遣法第6条)及び当該許可の取消事由(同 第14条)に該当した場合には、事業の許可を取り消し、または、期間を定めて当該事業の全部若しくは一部の停止を命じることができる旨を定めております。
現時点において、当社グループにおいては、上記に抵触する事実はないものと認識しておりますが、今後何らかの理由により当社グループ各社及びその役職員が上記に抵触した場合、当社グループの主要な事業活動に支障を来たすことが予想され、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(8) 連結貸借対照表上の投資消去差額(のれん)について
当連結会計年度末の連結貸借対照表における「のれん」の金額は、37,800千円であり、5年間で均等償却する方針です。のれんは、他の固定資産と同様に減損会計の対象であり、経営環境や事業の著しい変化等により対象である連結子会社の収益性が低下した場合には、のれんの減損損失発生により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
回次 | 第60期 | 第61期 | 第62期 | 第63期 | 第64期 | |
決算年月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
売上高 | (千円) | 2,114,688 | 7,981,443 | 13,886,422 | 15,850,328 | 12,077,410 |
経常利益又は経常損失(△) | (千円) | △45,577 | 71,198 | 176,307 | 193,342 | 301,078 |
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | (千円) | △70,422 | 11,252 | 151,576 | 105,855 | 279,438 |
包括利益 | (千円) | △69,232 | 9,408 | 155,311 | 103,401 | 483,982 |
純資産額 | (千円) | 1,936,226 | 2,213,323 | 2,437,851 | 2,559,908 | 3,000,030 |
総資産額 | (千円) | 3,115,296 | 6,679,861 | 9,128,419 | 9,815,367 | 8,485,089 |
1株当たり純資産額 | (円) | 277.14 | 294.14 | 317.34 | 331.22 | 394.74 |
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) | (円) | △14.22 | 1.54 | 20.66 | 14.22 | 37.61 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | (円) | ― | 1.53 | 20.55 | - | - |
自己資本比率 | (%) | 61.3 | 32.2 | 25.8 | 25.1 | 34.3 |
自己資本利益率 | (%) | ― | 0.6 | 6.7 | 4.3 | 10.4 |
株価収益率 | (倍) | ― | 308.1 | 25.1 | 23.5 | 7.4 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 55,930 | △702,482 | △1,107,300 | 531,622 | 709,729 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △58,921 | 468,903 | △144,394 | △555,855 | 63,429 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 1,024,992 | 1,070,685 | 2,127,878 | 264,802 | △2,231,159 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 1,387,379 | 2,222,635 | 3,098,974 | 3,340,305 | 1,880,966 |
従業員数(外、平均臨時雇用者数) | (名) | 142 | 159 | 149 | 152 | 155 |
(19) | (38) | (37) | (42) | (45) |
(注) 1.売上高には、消費税等は含まれておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第60期は潜在株式は存在するものの、1株当り当期純損失であるため記載しておりません。第63期、第64期は潜在株式は存在するものの、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3.自己資本利益率については、第60期は親会社株主に帰属する当期純損失が計上されているため記載しておりません。
4.株価収益率については、第60期は1株当たり当期純損失が計上されているため記載しておりません。
5.従業員数は、就業人員数を記載しております。
6.2017年10月1日付で当社株式について5株を1株とする株式併合を行いました。これに伴い、第60期の期首に当該株式併合が行われたと仮定して1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益又は当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
7.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第63期の期首から適用しており、第62期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社(サンマックス・テクノロジーズ㈱、ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ㈱、港御(上海)信息技術有限公司、港御(香港)有限公司、ミナト・フィナンシャル・パートナーズ㈱、日本ジョイントソリューションズ㈱、㈱イーアイティー)、非連結子会社(ジー・ワーカー㈱)の9社で構成されており、「メモリーモジュール関連」、「デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連」、「システム開発関連」、インテリジェント・ステレオカメラ事業等のその他の事業を展開しております。
当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。
メモリーモジュール関連
サンマックス・テクノロジーズ株式会社及び港御(香港)有限公司において、主にdimm(dual inline memory module)と呼ばれる産業機器用途向けコンピュータ記憶装置の製造及び販売を行っております。
デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連
ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社及び港御(上海)信息技術有限公司において、主にデバイスプログラマ製品やタッチパネル製品、デジタルサイネージ製品の製造販売及び新技術・新製品の開発、検査、品質管理等に加え、rom書込みサービスを行っております。
システム開発関連
株式会社イーアイティーにおいて、主に情報システム開発及び技術者の派遣を行っております。
その他
ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社社において、インテリジェント・ステレオカメラ事業の新技術・新製品の開発、検査、品質管理等に加え、環境エレクトロニクス関連事業として、led照明の受注販売等を行っております。
ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社において、主に企業の買収等の斡旋、仲介及びこれらに関するコンサルティング業務、環境エレクトロニクス関連事業として、太陽光発電事業(売電を含む。)を行っております。
日本ジョイントソリューションズ株式会社において、主にウェブサイトの構築や広告の制作プロデュース、セールスプロモーション、マーケティングのコンサルティング業務を行っております。
事業の系統図は次のとおりであります。
当社グループは、「テクノロジー・イノベーションで明日を創る」ことを目指し、新しい技術、新しい事業に挑戦することで、社会に価値ある製品やサービスの提供に努めてまいりました。
具体的な事業概況といたしましては、メモリーモジュール関連事業において、売上高は減少したものの大幅な増益となった一方で、デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連事業は、新製品の開発や既存顧客の深耕に注力したものの減益となりました。また、今後の協業や事業拡大を推進すべく、株式会社akibaホールディングスと業務提携に係る検討を開始したほか、台湾のembestor technology inc.と資本業務提携を行いました。また、持分法適用会社である日本サインホールディングス株式会社の株式等や、同社と共同で設立したジャパンデジタルサイネージ株式会社の株式を譲渡するなど、事業の選択と集中を進めております。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は12,077百万円(前年同期比23.8%減)となりましたが、営業利益305百万円(同28.8%増)、経常利益は301百万円(同55.7%増)となり、また関係会社株式売却益を計上したこと等により親会社株主に帰属する当期純利益は279百万円(同164.0%増)と大幅な増益となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
メモリーモジュール関連
メモリーモジュール関連事業につきましては、主要製品のdimm(dual inline memory module)及びssd(solid state drive)の主要調達部材であるメモリー製品のdram、nandともに、新世代品の歩留り向上や製品需要の後退により、一昨年から価格の下落傾向が続いておりました。今後の5gサービス拡大を見据えた需要の高まり等によりメモリー製品市況は持ち直しが期待されておりますが、当連結会計年度においてはdimm及びssd等の販売価格の低下要因となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は10,037百万円(前年同期比27.3%減)となったものの、調達における効率化や取引先との条件改善を含めた原価低減の実現もあり、セグメント利益(営業利益)は670百万円(同41.8%増)と大幅な増益となりました。
デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連
デバイスプログラミング関連事業につきましては、プログラマ本体や消耗品である変換アダプタ販売が好調に推移いたしましたが、大型設備機器関連については、大手車載メーカーへの納入が進んだものの、取引先企業における設備投資の先送りの影響等もあり、前年度を下回る販売実績となりました。rom書込みサービスにつきましては、作業効率化の推進により安定的に利益を計上できる体制のもと、書込み単価の上昇もあり前年度を上回る実績となりました。
ディスプレイソリューション関連事業につきましては、企業のショールーム、公共交通機関への大型サイネージやatm向けタッチパネルの受注が安定的に推移しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は1,290百万円(前年同期比0.4%増)となりました。セグメント損失(営業損失)につきましては、利益率の高いプログラマ関連売上の減少とともに製品等の評価減を実施したほか、2019年4月に設立したジャパンデジタルサイネージ株式会社の費用計上等により、12百万円(前年同期は104百万円の利益)となりました。
システム開発関連
システム開発関連事業につきましては、従来の技術支援型(人材派遣型)案件において、安定的な受注を獲得することができ、堅調に推移したものの、受託開発において、取引先の予算縮小や新規案件の獲得増加に至らなかったこと等の要因により、売上高は前年度を下回りました。一方で、本社事務所移転や事業所統合を含めた販管費の削減を進めることにより、効率的な事業運営の構築を進めました。
これらの結果、当セグメントの売上高は619百万円(前年同期比8.2%減)、セグメント利益(営業利益)48百万円(同4.8%減)となりました。
その他事業
その他事業につきましては、ウェブサイトの構築や広告の制作プロデュース及びマーケティングのコンサルティング事業、企業の買収等の斡旋や仲介及びこれらに関するコンサルティング事業、太陽光発電等の環境エレクトロニクス関連事業等を展開しております。また、新規事業として取り組んでいるインテリジェント・ステレオカメラ事業につきましては、複数の取引先と多様な用途での実証実験を引き続き進めております。
当セグメントの売上高は、ウェブサイト構築コンサルティングの新規受注獲得等により、161百万円(前年同期比46.8%増)となりました。セグメント損失(営業損失)につきましては、インテリジェント・ステレオカメラ事業に係る開発費が嵩んだこと等により、23百万円(前年同期は34百万円の損失)となりました。
(資産の部)
資産合計は、前連結会計年度末に比べて13.6%減少し、8,485百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて18.0%減少し、6,654百万円となりました。これは、商品及び製品が339百万円、原材料及び貯蔵品が125百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が1,446百万円、受取手形及び売掛金が109百万円、前渡金が235百万円それぞれ減少したことなどによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて7.7%増加し、1,829百万円となりました。これは、投資その他の資産の内、関係会社株式が192百万円減少しましたが、投資有価証券が384百万円増加したことなどによるものあります。
繰延資産は、社債発行費が1百万円であります。
(負債の部)
負債合計は、前連結会計年度末に比べて24.4%減少し、5,485百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて26.6%減少し、4,104百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が355百万円増加しましたが、短期借入金が1,637百万円、1年内返済予定の長期借入金が158百万円それぞれ減少したことなどによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて17.0%減少し、1,380百万円となりました。これは、長期借入金が319百万円減少したことなどによるものです。
(純資産の部)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて17.2%増加し、3,000百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が218百万円増加し、また当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益を279百万円計上したことなどによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は1,880百万円と前年同期に比べて1,459百万円(43.7%)の減少となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、709百万円の収入(前年同期531百万円の収入)となりました。主な要因は、たな卸資産の増加額448百万円等の減少要因がありましたものの、税金等調整前当期純利益344百万円、仕入債務の増加額591百万円等の増加要因によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、63百万円の収入(前年同期555百万円の支出)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出115百万円、投資有価証券の取得による支出73百万円等の減少要因がありましたものの、関係会社株式の売却による収入260百万円等の増加要因によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,231百万円の支出(前年同期264百万円の収入)となりました。主な要因は、短期借入金の純減額1,637百万円、長期借入金の返済による支出478百万円等の減少要因によるものです。
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
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| (単位:千円) | |||||
| 報告セグメント | その他(注)1 | 合計 | 調整額(注)2 | 連結財務諸表額(注)3 | |||
メモリーモジュール関連 | デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連 | システム 開発関連 | 計 | |||||
売上高 |
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外部顧客への売上高 | 13,802,674 | 1,281,396 | 659,199 | 15,743,270 | 107,057 | 15,850,328 | - | 15,850,328 |
セグメント間の内部 売上高又は振替高 | 12,610 | 4,650 | 15,520 | 32,780 | 3,092 | 35,872 | △35,872 | - |
計 | 13,815,285 | 1,286,046 | 674,719 | 15,776,051 | 110,149 | 15,886,201 | △35,872 | 15,850,328 |
セグメント利益又は損失(△) | 472,730 | 104,200 | 50,874 | 627,805 | △34,000 | 593,804 | △356,513 | 237,290 |
セグメント資産 | 6,401,396 | 1,536,876 | 341,277 | 8,279,550 | 339,099 | 8,618,649 | 1,196,717 | 9,815,367 |
セグメント負債 | 826,544 | 355,739 | 133,923 | 1,316,208 | 11,385 | 1,327,594 | 5,927,864 | 7,255,458 |
その他の項目 |
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減価償却費 | 11,377 | 51,176 | 3,536 | 66,090 | 11,182 | 77,272 | 14,005 | 91,277 |
有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 | 24,117 | 57,780 | 2,063 | 83,961 | 26,590 | 110,551 | 7,435 | 117,987 |
(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ウェブサイト構築等の関連事業や環境エレクトロニクス事業、インテリジェント・ステレオカメラ事業を含んでおります。
2.調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△356,513千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用で、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。
(2) セグメント資産の調整額1,196,717千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない建物及び土地であります。
(3) セグメント負債の調整額5,927,864千円は、各報告セグメントに配分していない全社負債であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない短期借入金であります。
(4) 減価償却費の調整額14,005千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産による減価償却費であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない建物による減価償却費であります。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額7,435千円は、主に管理部門で使用する車両運搬具の取得費であります。
3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
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| (単位:千円) | |||||
| 報告セグメント | その他(注)1 | 合計 | 調整額(注)2 | 連結財務諸表額(注)3 | |||
メモリーモジュール関連 | デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション関連 | システム 開発関連 | 計 | |||||
売上高 |
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外部顧客への売上高 | 10,022,695 | 1,285,991 | 613,443 | 11,922,130 | 155,279 | 12,077,410 | - | 12,077,410 |
セグメント間の内部 売上高又は振替高 | 15,101 | 4,875 | 5,932 | 25,908 | 6,414 | 32,322 | △32,322 | - |
計 | 10,037,797 | 1,290,866 | 619,375 | 11,948,039 | 161,693 | 12,109,732 | △32,322 | 12,077,410 |
セグメント利益又は損失(△) | 670,225 | △12,698 | 48,453 | 705,981 | △23,447 | 682,533 | △376,894 | 305,638 |
セグメント資産 | 5,197,581 | 1,413,501 | 334,731 | 6,945,813 | 398,955 | 7,344,768 | 1,140,320 | 8,485,089 |
セグメント負債 | 1,043,933 | 257,974 | 124,728 | 1,426,636 | 10,902 | 1,437,539 | 4,047,519 | 5,485,059 |
その他の項目 |
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減価償却費 | 14,133 | 51,088 | 3,403 | 68,625 | 27,822 | 96,448 | 13,118 | 109,566 |
有形固定資産及び 無形固定資産の増加額 | - | 42,243 | 3,424 | 45,668 | 94,466 | 140,134 | 3,931 | 144,065 |
(注) 1.「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ウェブサイト構築等の関連事業や環境エレクトロニクス事業、インテリジェント・ステレオカメラ事業を含んでおります。
2.調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益又は損失の調整額△376,894千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用で、報告セグメントに帰属しない一般管理費等であります。
(2) セグメント資産の調整額1,140,320千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない建物及び土地であります。
(3) セグメント負債の調整額4,047,519千円は、各報告セグメントに配分していない全社負債であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない短期及び長期借入金であります。
(4) 減価償却費の調整額13,118千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産による減価償却費であります。その主なものは、報告セグメントに帰属しない建物による減価償却費であります。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,931千円は、主に管理部門で使用する工具、器具及び備品の取得費であります。
3.セグメント利益又は損失は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響に伴い、景気が急速に悪化する中、経済活動の再開を受け、持ち直しの動きも出始めています。しかしながら、感染者数が再び増加傾向にある等いまだ収束の見通しは立っておらず、経済への影響が長期化することが懸念され、予断を許さない状況が続いています。
このような経営環境のもと、当社グループにおきましては、引き続き、関係者の皆さま及び従業員の安全・健康確保を最優先に掲げ、感染症予防対策を実施しながら、「テクノロジー・イノベーションで明日を創る」ことを目指し、事業拡大に向けた積極的な企業活動を行いました。
当社グループ既存事業の主要な市場におきましては、依然として新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた顧客企業の計画見直しや営業・販売機会の減少等による受注件数の縮小傾向が続いておりますが、一部に回復の兆しも見られます。
一方、昨年8月に子会社化した株式会社プリンストン(以下、「プリンストン」)が展開する事業領域におきましては、テレワークの拡大を背景に、テレビ・web会議等のデジタル会議システムやその関連製品の需要が急伸していることから、お客様のニーズに合わせた製品・ブランドの提案や拡販に注力いたしました。また、文部科学省が進めている、児童生徒1人1台端末と高速通信環境を整備する「gigaスクール構想」に関連して、教育現場のニーズの積極的な把握に努め、授業に必要な周辺機器等の販売の拡大に注力いたしました。
以上の結果、売上高は9,695百万円(前年同期比8.7%増)と増収になりました。これは、当第3四半期連結会計期間よりプリンストンの業績を連結損益計算書に含めたことによる売上高の拡大が、既存事業全体の売上高の減少を上回ったことによるものです。
営業損益につきましては、当第3四半期連結会計期間(3か月)では黒字に転じましたが、当第3四半期連結累計期間前半における落ち込みを補うまでには至らず、当第3四半期連結累計期間では営業損失17百万円(前年同期は営業利益122百万円)、経常損失は81百万円(前年同期は経常利益135百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、当社保有投資有価証券の売却益を計上したこと等により、169百万円(前年同期比51.2%増)と増益になりました。
セグメント別の業績につきましては、次のとおりであります。
なお、当第3四半期連結会計期間よりプリンストンの業績を連結損益計算書に含めたことに伴い、当社グループの事業活動の実態をより明確にするため、報告セグメントに「テレワークソリューション事業」と「デジタルデバイス周辺機器事業」を新たに追加しております。
①メモリーモジュール事業
主要製品のdimm(dual inline memory module)及びssd(solid state drive)の主要調達部材であるメモリー製品のdram、nandにつきましては、新型スマートフォンや5g(次世代通信規格)関連の引き合いが増加していることや、データセンター向け高性能サーバーや新型ゲーム機等の分野においても需要が回復していることを受け、緩やかに続いていた価格の下落はいったん止まりました。また、昨年12月に台湾地区にあるdram工場で発生した停電の影響でスポット価格が上昇に転じたこともあり、市況は回復の兆しを見せています。
当第3四半期連結累計期間におきましては、主力である産業用途向けメモリーモジュールにつきまして、新型コロナウイルス感染拡大の影響による需要減を要因とした顧客企業の在庫調整や減産、投資遅延が続いておりますが、一部に持ち直しの動きも出始めております。個人用pc用途向けメモリーモジュールにつきましては、テレワーク関連での需要が引き続き堅調に推移しましたが、一方でテレワークが進んだことによりオフィス用pc用途向けは低調となりました。このような状況の中、今後の収益拡大を目指し、新規顧客の開拓とともにメモリー関連の新製品の拡販活動にも注力いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上高は6,465百万円(前年同期比13.7%減)、セグメント利益(営業利益)は289百万円(前年同期比26.4%減)となりました。
②テレワークソリューション事業
当セグメントでは、プリンストンにおいて、テレビ・web会議等のデジタル会議システム関連機器の販売及び保守サービス、ライセンス販売等を展開しております。プリンストンは20年以上に亘ってデジタル会議システム関連の販売活動に従事しており、「poly」製品を提供する米国poly社や「cisco webex」サービスを提供する米国シスコシステムズ社の国内における有力パートナー企業であります。
当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、企業におけるテレワーク推進の動きが加速していることから、「cisco webex」や「bluejeans」、「zoom」等のライセンス販売が好調に推移しました。またウィズコロナ、アフターコロナを見据え、より快適なビジネスコミュニケーションシステムの導入を求めるお客様が増えていることを受け、据え置きタイプのデジタル会議専用端末の需要も伸長しております。
これらの結果、当セグメントの売上高は821百万円、セグメント利益(営業利益)は41百万円となりました。
③デジタルデバイス周辺機器事業
当セグメントでは、プリンストンにおいて、eスポーツ関連製品、メモリー、pcやスマートフォン等デジタルデバイスの周辺機器販売等を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、gigaスクール構想に関連した拡販に注力し、タブレット端末用のタッチペンや耐衝撃ケース、プリントや教材を投影するドキュメントカメラ等の周辺機器の受注が好調に推移しました。eスポーツ関連では、ecサイトにおいて実施したセール販売等が好調で、ゲーミング用ヘッドセットや液晶ディスプレイ等の販売が堅調に推移しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は1,214百万円、セグメント利益(営業利益)は6百万円となりました。
④デバイスプログラミング・ディスプレイソリューション事業
デバイスプログラミング関連につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、主要取引先各社が生産計画の大幅な見直しや設備投資の抑制を継続していること等からプログラマ本体及びアダプターの受注低迷が継続しております。rom書込みサービスにおきましては、クリーンルーム増築や大型自動プログラミングシステム(ハンドラ)の導入等の設備投資を行っておりますが、当第3四半期連結累計期間においては関連する費用負担が先行する結果となりました。
ディスプレイソリューション関連につきましては、超薄型サイネージ「wicanvas」の大手ショッピングモールへの導入や、新たに開発した非接触型タッチパネル製品「ディスプレア」の新規受注獲得に向けたサンプル納入の促進等の営業活動に注力いたしました。一方、海外atm向けタッチパネルの受注減や顧客企業による設備投資の抑制等の影響を受け、タッチパネル及びデジタルサイネージともに減収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は679百万円(前年同期比22.6%減)、セグメント損失(営業損失)は77百万円 (前年同期は18百万円の損失)となりました。
⑤システム開発事業
当該事業を手掛ける当社連結子会社の株式会社イーアイティーでは、資本業務提携先である株式会社パイオニア・ソフトとの協業を着実に進めており、営業面や管理面での戦略的な体制整備に取り組んでおります。
主力ビジネスである技術支援型(人材派遣)案件及び受託開発案件につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、顧客企業において内製化が進んだことや予算縮小・開発時期の延期等の措置に伴い、稼働時間の短縮等が発生したことから減収となりました。一方でシステム開発関連事業に関連する従業員のテレワークが進んでいることから、販管費は引き続き減少しています。
これらの結果、当セグメントの売上高は427百万円(前年同期比7.4%減)、セグメント利益(営業利益)は44百万円(前年同期比33.1%増)となりました。
⑥その他事業
当セグメントでは、高性能2眼カメラセンサーの開発・推進を行うインテリジェント・ステレオカメラ(isc)事業、ウェブサイトの構築や広告の制作プロデュース及びマーケティングのコンサルティング事業、企業の買収等の斡旋や仲介及びこれらに関する財務コンサルティング事業、太陽光発電等の環境エレクトロニクス関連事業、モバイルアクセサリの販売事業等を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、ウェブサイト構築に係る事業が堅調に推移したほか、モバイルアクセサリ事業で新規顧客の開拓に注力し、販路が拡大したこと等により増収となりました。isc事業では、引き続き複数の大手企業との実証実験を含めた研究開発に取り組んでおりますが、新型コロナウイルス感染拡大による顧客企業の開発計画見直し等の影響により、当初今年度中を想定していた商用機出荷スケジュールは来年度以降に持ち越しとなり、開発費の計上が先行しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は167百万円(前年同期比57.1%増)と増収となりましたが、iscに係る開発費の計上等により、セグメント損失(営業損失)は5百万円の損失(前年同期5百万円の損失)となりました。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べて46.2%増加し、9,725百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が1,048百万円、商品及び製品が1,092百万円、増加したことなどによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて38.3%増加し、2,529百万円となりました。これは、のれんが218百万円、有形固定資産その他(純額)が261百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて44.4%増加し、12,256百万円となりました。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べて60.8%増加し、6,598百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が263百万円、前受収益が771百万円、短期借入金が705百万円、1年内返済予定の長期借入金が342百万円、未払金が247百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて70.8%増加し、2,357百万円となりました。これは、社債が113百万円、長期借入金が867百万円それぞれ増加したことなどによるものであります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて63.3%増加し、8,955百万円となりました。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて10.0%増加し、3,300百万円となりました。これは、第三者割当増資により、資本金及び資本準備金がそれぞれ64百万円、投資有価証券売却により当第3四半期連結累計期間の親会社株主に帰属する四半期純利益が169百万円増加したことによるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等についての重要な変更はありません。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は35百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
区分 | 当期首残高(千円) | 当期末残高(千円) | 平均利率(%) | 返済期限 |
短期借入金 | 4,077,262 | 2,440,000 | 0.36 | ― |
1年以内に返済予定の長期借入金 | 468,658 | 309,974 | 0.57 | ― |
1年以内に返済予定のリース債務 | 3,212 | 7,340 | - | ― |
長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く) | 1,391,406 | 1,071,432 | 0.52 | 2021年~2026年 |
リース債務(1年以内に返済予定のものを除く) | 14,542 | 2,692 | - | 2021年~2024年 |
合計 | 5,955,080 | 3,831,439 | ― | ― |
(注) 1.「平均利率」については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。
2.リース債務の平均利率については、リース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、記載しておりません。
3.長期借入金及びリース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結貸借対照表日後5年内における1年ごとの返済予定額の総額は次のとおりであります。
区分 | 1年超2年以内(千円) | 2年超3年以内(千円) | 3年超4年以内(千円) | 4年超5年以内(千円) |
長期借入金 | 214,284 | 214,284 | 214,284 | 214,284 |
リース債務 | 1,861 | 608 | 222 | - |
年月 | 沿革 |
1956年12月 | 当社は個人事業としての港通信機製作所を基礎に、資本金1百万円をもって、東京都港区に港通信機株式会社を設立。各種電子計測器、電源装置を受託開発。 |
1962年4月 | 群馬県高崎市に高崎工場を新設。 |
1965年2月 | 群馬県高崎市に高崎アトム工業株式会社(連結子会社)を設立。(2011年5月、全株式譲渡により連結の範囲から除外) |
1966年2月 | 当社のicテスタ1号機「集積回路ファンクションテスタ」を受託開発。 |
1966年9月 | 横浜市に横浜工場を新設。 |
1972年8月 | 社名をミナトエレクトロニクス株式会社へ変更。 |
1973年5月 | 国産初の「デバイスプログラマ1800型」を開発し、製造販売。 |
1980年7月 | icメモリの量産期に対応する「メモリテストシステム9300型」を開発し、製造販売。 |
1981年8月 | 本社を横浜市に移転。 |
1984年1月 | 異機種のパソコンを接続するlan(企業内情報通信網)として「バーチャルサーバvs70型、vs170型」及び各種ソフトウェアを世界に先駆けて開発し、製造販売。 |
1984年5月 | 赤外線ビーム方式の「タッチデータtd300型、td301型」を開発し、製造販売。 |
1984年5月 | 大阪市に大阪営業所を開設。 |
1986年2月 | ビデオカメラ用ccdを自動試験する「ccdテストシステム2400型」を開発し、製造販売。 |
1986年5月 | 群馬県高崎市に北関東営業所を開設。 |
1986年11月 | 福岡市に福岡営業所を開設。 |
1988年11月 | 社団法人日本証券業協会東京地区協会に株式店頭登録。 |
1989年3月 | 群馬県高崎市に倉賀野工場を新設。 |
1990年2月 | 横浜市にタスクネット株式会社(連結子会社)を設立。(2008年3月、全株式譲渡により連結の範囲から除外) |
1994年3月 | lcd画面検査装置「ft8200」を開発し、製造販売。 |
1998年5月 | 汎用メモリテスタの製造販売から撤退。 |
1998年10月 | 「rom書込みサービス」開始。 |
2001年3月 | fpd画質検査装置「ft8500」、「ft8600」を開発し、製造販売。 |
2002年3月 | ギャングプログラマ用高速オートハンドラ「ah-780」を開発し、製造販売。 |
2004年3月 | 環境国際基準「iso14001」認証取得。 |
2004年12月 | ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2006年1月 | 「ギャングプログラマ1950型」を開発し、製造販売。 |
2010年4月 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(jasdaq市場)に株式を上場。 |
2010年10月 | 大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所jasdaq市場及び同取引所neo市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所jasdaq(スタンダード)に株式を上場。 |
2010年12月 | 「rom書込みサービス」において「iso9001」認証取得。 |
2011年5月 | 高崎工場及び北関東営業所を本社に統合。 |
年月 | 沿革 |
2012年10月 | 東京都中央区に東京オフィスを開設。 |
2013年4月 | 東京オフィスを東京都品川区へ移転。 |
2013年5月 | 愛知県名古屋市に名古屋オフィスを開設。 |
2013年7月 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所jasdaq(スタンダード)に株式を上場。 |
2013年9月 | 中国の上海市に中国連絡事務所を開設。 |
2014年1月 | タイのバンコクにタイ連絡事務所を開設。 |
2014年4月 | 簡易株式交換により株式会社イーアイティーを完全子会社化。 |
2014年9月 | 中国の東莞市に中国連絡事務所を開設。 |
2014年10月 | タッチパネルサイネージソリューション事業部東京営業グループ事務所を東京都文京区に開設し、東京オフィスを移転。 |
2015年7月 | 社名を「ミナトホールディングス株式会社」に変更し、社内カンパニー制を導入。 |
2016年1月 | 新rom書込みセンターを開設。 |
2016年1月 | 中国に現地法人、港御(上海)信息技術有限公司(連結子会社)を設立。 |
2016年4月 | 特別目的会社を通じサンマックス・テクノロジーズ株式会社を連結子会社化。 |
2016年5月 | 共同出資によりスマートレスポンス株式会社を設立。(2019年10月、全株式譲渡により連結の範囲から除外) |
2016年7月 | 株式会社touaよりrom書込み事業を譲受。 |
2016年12月 | ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社を設立。 |
2017年3月 | 日本ジョイントソリューションズ株式会社を連結子会社化。 |
2017年6月 | 本社を東京都中央区に移転。 |
2018年4月 | ミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社を設立。 |
2018年5月 | 日本サインホールディングス株式会社を持分法適用関連会社化。(2020年2月、全株式及び新株予約権譲渡により持分法適用範囲から除外) |
2018年5月 | 株主優待制度を導入。 |
2018年8月 | 香港に現地法人、港御(香港)有限公司(連結子会社)を設立。 |
2018年10月 | 持株会社体制に移行。技術製造子会社のミナト・アドバンスト・テクノロジーズ株式会社が営業開始。 |
2019年4月 | 日本サインホールディングス株式会社との共同出資によりジャパンデジタルサイネージ株式会社を設立。(2019年11月、全株式譲渡により連結の範囲から除外) |
2019年6月 | 1992年3月期以来、27期ぶりの復配。 |
2019年10月 | サンマックス・テクノロジーズ株式会社がグラビスワーカー株式会社(現 ジー・ワーカー株式会社)の第三者割当増資を引き受け、非連結子会社化。(2020年4月より連結の範囲に追加) |
2019年12月 | ミナト・フィナンシャル・パートナーズ株式会社が群馬県高崎市にて太陽光発電事業を開始。 |
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要な課題の一つとして位置付けており、将来の成長のための投資、事業展開の状況と各期の経営成績等を総合的に勘案しながら、株主への適切な利益還元策を検討し実施する必要があると考えております。
当社の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。
当事業年度につきましては、上記の配当に関する考え方に基づき、当期業績において大幅な増益を達成できたことや当社グループの継続的な成長の可能性、内部留保の状況等を総合的に勘案して、前期の2円から2円増配し、1株につき4円00銭の剰余金の配当を行います。
なお、当社は中間配当を行うことができる旨を定めております。
(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。
決議年月日 | 配当金の総額(千円) | 1株当たり配当額(円) |
2020年6月25日 定時株主総会決議 | 29,493 | 4 |
種類 | 事業年度末現在発行数(株)(2020年3月31日) | 提出日現在発行数(株)(2020年6月29日) | 上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 | 内容 |
普通株式 | 7,447,914 | 7,447,914 | 東京証券取引所jasdaq(スタンダード) | 単元株式数は100株であります。 |
計 | 7,447,914 | 7,447,914 | ― | ― |
(注)提出日現在発行数には、2020年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は、含まれておりません。
2020年3月31日現在
区分 | 株式の状況(1単元の株式数100株) | 単元未満株式の状況(株) | |||||||
政府及び地方公共団体 | 金融機関 | 金融商品取引業者 | その他の法人 | 外国法人等 | 個人その他 | 計 | |||
個人以外 | 個人 | ||||||||
株主数(人) | ― | 2 | 24 | 49 | 19 | 5 | 5,440 | 5,539 | ― |
所有株式数(単元) | ― | 73 | 2,811 | 3,127 | 2,844 | 43 | 65,508 | 74,406 | 7,314 |
所有株式数の割合(%) | ― | 0.10 | 3.78 | 4.20 | 3.82 | 0.06 | 88.04 | 100.00 | ― |
(注) 1.自己株式74,544株は、「個人その他」に745単元、「単元未満株式の状況」に44株含まれております。
なお、2020年3月31日現在の実質的な所有株式数は74,544株であります。
2.証券保管振替機構名義株式は、「その他の法人」に2単元含まれております。
2020年3月31日現在
氏名又は名称 | 住所 | 所有株式数(株) | 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
若 山 健 彦 | 神奈川県鎌倉市 | 374,065 | 5.07 |
川 田 勝 大 | 神奈川県横浜市港北区 | 160,000 | 2.17 |
神 谷 和 秀 | 東京都北区 | 145,000 | 1.97 |
大 野 木 弘 | 千葉県八千代市 | 118,000 | 1.60 |
入交グループ本社株式会社 | 高知県高知市仁井田4563番地1 | 114,760 | 1.56 |
深 海 康 史 | 東京都港区 | 95,200 | 1.29 |
株式会社sbi証券 | 東京都港区六本木1丁目6番1号 | 94,300 | 1.28 |
大 西 康 弘 | 青森県弘前市 | 90,000 | 1.22 |
相 澤 均 | 神奈川県横浜市保土ヶ谷区 | 88,000 | 1.19 |
j.p.morgan securities plc for and on behalf of its clients jpmsp re client assets-sett acct(常任代理人、シティバンク、エム・エイ東京支店) | 25 bank street,canary wharf london e145jp uk(東京都新宿区新宿6丁目27番30号) | 78,401 | 1.06 |
計 | ― | 1,357,726 | 18.41 |
男性8名 女性1名 (役員のうち女性の比率11%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表取締役会長兼社長 | 若 山 健 彦 | 1967年3月25日生 |
| (注)3 | 374,065 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||
取締役副社長coo | 相 澤 均 | 1960年11月5日生 |
| (注)3 | 88,000 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 経営企画部門長 | 三 宅 哲 史 | 1972年6月10日生 |
| (注)3 | 10,700 | ||||||||||||||||||||||||
取締役 情報システム部門長 | 有 澤 寛 | 1957年12月18日生 |
| (注)3 | 9,500 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||
取締役 | 杉 山 敏 美 | 1962年4月2日生 |
| (注)3 | 8,500 | ||||||||||||||||||||
取締役 | 児 玉 純 一 | 1955年5月21日生 |
| (注)3 | ― |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
常勤監査役 | 門 井 豊 | 1963年11月26日生 |
| (注)4 | 1,000 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監査役 | 中 根 敏 勝 | 1963年5月23日生 |
| (注)4 | ― |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数(株) | ||||||||||||||||||||||||
監査役 | 瀧 川 秀 則 | 1961年9月3日生 |
| (注)4 | 1,000 | ||||||||||||||||||||||||
計 | 492,765 |
(注) 1.取締役児玉純一氏は、社外取締役であります。
2.監査役中根敏勝氏、瀧川秀則氏は、社外監査役であります。
3.取締役の任期は2019年3月に係る定時株主総会終結の時から2021年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。
4.監査役の任期は、2018年3月期に係る定時株主総会終結の時から2022年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。
5.当社では、取締役会の一層の活性化を促し、取締役会の意思決定・業務執行の監督機能と各部門の業務執行機能を明確に区別し、経営効率の向上を図るために執行役員制度を導入しております。執行役員は、上記記載の取締役を兼務する執行役員5名のほかに、執行役員管理部門長永島祐二氏の6名で構成されております。
6.当社は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役の略歴は次のとおりであります。
氏名 | 生年月日 | 略歴 | 所有株式数(株) | ||
川 和 ま り | 1964年5月14日 | 1990年9月 | 青山監査法人プライスウォーターハウス | ― | |
1995年5月 | nomura securities international,inc. | ||||
1997年6月 | painewebber,inc.(現ubs) | ||||
2001年5月 | banc of america securities llc | ||||
2002年6月 | invesco institutional(n.a.), inc. | ||||
2005年8月 | redwood trust | ||||
2010年5月 | belvedere advisors llc(現任)emotomy共同創業者(現任) |