当社グループは、当社、子会社14社及び関連会社2社の合計17社により構成。
良質なIP(Intellectual Property:知的財産)を開発・取得・発展するIPディベロッパーとして「新時代のエンターテイメントを創出する」こと をミッションとし、IPを軸に置いて事業を展開。
当社の主要IP
6部門
1)トレーディングカードゲーム(TCG)部門
2)モバイルオンラインゲーム(MOG)部門
3)マーチャンダ イジング(MD)部門
4)メディア部門
5)音楽部門
6)スポーツ部門
TCGやMOG、音楽CD、ライブ、グッ ズ、書籍など様々なサービス展開(=メディアミックス)をワンストップでタイミングよく提供できる体制を構築。
様々なチャネルからファンの獲得が可能。
収益源が多角化:1部門で得られる収益のボラティリティが高くとも他の部門で補えるビジネスモデル
「BanG Dream!(バンドリ!)」:2015年1月に発表
キャラクターの声を演じる声優が実際に楽器を演奏し、生のライブ活動を行うというユニークな発想を起点として開発したIP
こうした音楽活動をはじめ、アニメ、TCG、 MOG、MDといった様々なメディアミックスと幅広い広告宣伝によって多様なチャネルからファンを獲得
収益の面:TCGやMOGのみならず、子会社が担う音楽ソフトやMDの売上が順調に伸長
IPの発展→子会社を含む各部門の成長が牽引される=当社が理想とするビジネスモデルを体現したIP
少女☆歌劇 レヴュースタァライト」:2017年4月に発表
昨今エンタメ業界で話題となっている
「2.5次元 ミュージカル(2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)」の多くがアニメのミュー ジカル化であることに対し、
ミュージカルを原点としたアニメとの二層展開式プロジェクトという発想から開発されたIP
ミュージカル、アニメともに同一のキャストが演じることがプロジェクトに一体感をもたらし、どちらの入り口 からも相乗的にファンを獲得できるIP
また、こちらも「BanG Dream!(バンドリ!)」同様にIPをさらに発展させるべく、TCGやMOG、MDなど様々な展開を実施。
「D4DJ(ディーフォーディージェー)」:2018年12月に発表
「DJ(ディスクジョッキー)」をテーマに、アニメ・ゲーム・声優によるライブなど様々なメディアミックスを展開
幅広い層の獲得を目指している新規IP
キャ ラクターの声を演じる声優がDJとして6つのユニットを結成し、世代を超えた名曲の再生(リミックス)はもちろん、個性溢れるオリジナル曲も展開
2019年7月:「D4DJ 1st LIVE」を開催(幕張メッセ)
2020年秋:モバイルオンラインゲーム「D4DJ Groovy Mix」リリース予定
創業当初よりIPやメディアミックス展開が幅広く認知されることを重要視
屋外広告、TVCM、紙面出 稿、SNS、WEB広告などオフライン、オンライン問わず積極的で幅広い広告宣伝施策を展開
<事業内容:詳細>
デジタルIP事業
(4部門)
トレーディングカードゲーム(TCG)部門
モバイルオンラインゲーム(MOG)部門
自社・他社の IPに関連するグッズの企画・発売などを行うマーチャンダイジング(MD)部門
関連書籍の出版、広告代理店業務及び声優のマネージメントなどを行うメディア部門
当社と連結子会社の相互作用によっ て独創性が高いIPを開発(又は良質なIPを取得)
時代の潮流を読みながら多角的なメディアミックスを行うことでIP を発展、事業拡大
1)トレーディングカードゲーム(TCG)部門
当社が創業より開発、発売
1対1の対面で遊べるアナログゲーム
「カードファイト!! ヴァンガード」、「ヴァイスシュヴァルツ」、「Re バース for you」を展開
「ヴァイスシュヴァルツ」
自社他社問わずアニメやゲームなど様々な有力IPを取り入れたプラットフォー ム型TCG
2008年3月の発売以降100を超えるIPが参入。
積極的かつ総合的なプロモーションを実現
→要因:「ヴァイスシュヴァルツ」への参入が単なる商品化としての側面だけでなく、IP自体のプロモーションに寄与
当社が「協業先から選んでいただけるIPプロデュース会社」であることを意味する
「カードファイト!! ヴァンガード」
オリジナルIPとしての側面も持つトレーディングカードゲーム
発売以来国内のTCG市場上位継続
当社の有力IPの1つとしてアニメやコミック、MD、コ ンシューマーゲームなど様々な形のメディアミックス展開も盛んに実行
「Reバース for you」
オリジナルIPとしての側面と有力IPを取り入れるプラットフォームとしての側面の両方をあわせ持つ新規TCG。
オリジナルIPとしてアニメなどを展開しつつ、他社IPを含めたカード商品を発売することで、幅 広いユーザー層へのアプローチを継続的に実施。
対戦相手が必要なアナログゲーム→販売小売店での大会開 催支援や当社主催での大型大会及びイベントの開催などユーザーが遊べる場所の提供をインフラ整備として積極的に行っており、その運営ノウハウは他の部門でも活用。
海外展開
日本語版の輸出や英語版の発売
グローバル
「カードファイト!! ヴァンガード」
イタリア語、タイ 語、韓国語などでローカライズ(翻訳、仕様変更など)
海外60カ国以上で発売
海外主催大会:アメリカやフランス、ドイツ、シンガポール、中国、タイなど世界20カ 国以上で毎年開催
2)モバイルオンラインゲーム(MOG)部門
ゲームブランド「ブシモ」を冠してGoogle LLC.及びApple Inc.などが運営するプラットフォームを介しユーザーに無料で提供
一部アイテムを購入する際に課金される課金型のビジネスモデル
主にIPを中心とした計14タイトルを提供(2020年度末月時点)
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」
「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -ReLIVE-」
「ヴァンガードZERO」など自社IPを題材としたタイトル
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS」
「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」
他社IPを題材としたタイトルなど
当事業において提供しているタイトルはすべて外部のパートナー会社と共同で展開をしているものであり
(収益モデル)
(1自社配信)当社がゲームの企画、製作、宣伝、配信を行って課金収入を得、外部のパートナー会社に開発及び 運営を外注又は委託するケース
(2他社配信)当社がゲームの企画、製作、宣伝を、プロジェクトパートナー会社が開 発、運営、配信を担い、収益は一定割合で分配するケース
現在の主力タイトルである「ヴァン ガード ZERO」は(1)
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-ReLIVE-」 はいずれも(2)
海外展開においてはパートナー会社と協力しながら、グローバル版(英語)、繁体字版、簡体字版、韓国語版をメインに展開
3)マーチャンダ イジング(MD)部門
連結子会社(株)ブシロードクリエイティブと当社にて展開
(株)ブシロードクリエイティブ
自社や他社の有力IPを用いたグッズの企画・制作・販売
(販売チャネル)
全国にあるアニメショップなど での一般流通
全国のカプセル玩具自動販売機向けの販売
アミューズメント施設向け景品の商品化
IPのファンが集うイベント会場や商業施設での期間限定ポップアップストアなどコアなファンに向けた商品展開にも積極的
IPに対するユーザーのロイヤリティをさらに高める役割
カプセルトイブランド
「TAMA-KYU (たまきゅう)」など独創性のある新事業の展開にも積極的
当社でも主催イベントでのグッズ販売やトレーディングカードゲーム関連のサプライ用品などを企画・発売
MDやライブIP事業の音楽部門の音楽ソフトなどを取り扱うオンラインショップ
「ブシロードEC SHOP」を運営
4)メディア部門
アニメ製作委員会収入の管理
連結子会社(株)ブシロードメディア
雑誌「月刊ブシロード」を制作・発行
看板タイトル:「カードファイト!! ヴァンガード」「BanG Dream!(バンドリ)」 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」「D4DJ」
「月刊ブシロード」の名を冠した実写情報バラエティ番組
「月刊ブシロードTV」の制作・配信
→
雑誌単体では成し得ない複合的なプロモーションが可能
連結子会社(株)ブシロードムーブ
広告代理店事業・イベント制作・音響映像制作を、当社グループ向け・他社向けの両軸で実施
声優事務所「響-HiBiKi-」での所属声優のマネージメント
WEBラジオの配信プ ラットフォームである「響 -HiBiKi Radio Station-」及びYouTubeチャンネル「HiBiKi StYle」を運営
自社、 他社問わず有力IPのWEBラジオや所属声優による配信を実施
ライブIP事業
1)自社IPを中心とした音楽ソフトの販売やライブ・イベントの運営を行う
音楽部門
2)2012年1月に連結 子会社化した新日本プロレスリング(株)を中心とした
スポーツ部門
5)音楽部門
1)連結子会社(株)ブシロードミュージック
2)2020年4月に設立した連結子会社(株)ブシロードミュージック・パブ リッシング
3)2020年2月に連結子会社化した(株)劇団飛行船
(株)ブシロードミュージック
自社IPを中心に、音楽ソフトの販売や楽曲の権利開発、ライブやイベント運営
音楽ソフトやライブは、同じく連結子会社の
(株)ブシロードムーブが運営する声優事務所
「響-HiBiKi-」に所属する声優を中心に展開
他社では模倣する事が困難なフットワークの軽さによって良質なパフォーマンスを実現、多くのユーザーから支持
(株)ブシロードミュージック・パブリッシング
当社グループを中心とした法人の音楽著作権の管理と使用促進
(株)劇団飛行船
50年以上にわたってマスクプレイミュージカル(ぬいぐるみ舞台劇)の上演
舞台表現技術は国内外で高い評価
IPプロデュースにおいて重要な役割を持つ「舞台」の機能:2.5次元ミュージカルの分野に注力。
6)スポーツ部門
連結子会社
新日本プロレスリング(株)
(株)ブシロードファイト
2020年2月に連結子会社化した(株)ソプラティコ
新日本プロレスリング(株)は、
45年を超える歴史を持ち、日本で唯一1989年から現在まで毎年東京ドームでの興行を開催し続けているプロレス団体
連結子会社化以降、興行の動員人数や全体の売上は伸張
当連結会計年度は、新型コロナウイ ルス感染症の影響により悪化
1972年に旗揚げした歴史あるプロレス興行会社であり、年間およそ160試合を開催し、延べ約40万人を動員
2020年1月4日・5日に開催された「WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム」では2日間で 70,071人を動員
北米を中心とした海外での興行にも注力→2019年4月に開催された米国 ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン大会 アメリカの団体ROHとの合同興行で16,534名の観衆。
選手や団体名に関連するモチーフを使用したアパレルや雑貨などグッズの企画・販売・直営ECサイト
「闘魂SHOP」の運営
(株)テレビ朝日との共同事業である月額動画配信サービス「新日本プロレスワールド」 (有料会員約100,000名)の配信
主要大会の生中継や過去の名勝負など現在から過去まで豊富な映像 資産は今後の海外展開においてもファン獲得の肝であり、外国語実況及び字幕をつけるなど海外の視聴者にも向けたコン テンツ作りへより一層注力し、さらなる海外ファンの掘り起こしを促進。
2019年11月に新日本プロレ スリング(株)の100%子会社
New Japan Pro-Wrestling of America Inc.アメリカ(カリフォルニア州)に設立。
(株)ブシロードファイト
2011年に旗揚げし、2019年に当社グループに所属した女子プロレス団体「スターダム」を 運営。
年間およそ90試合を開催
(株)ソプラティコ
フィットネスクラブ事業
自社IPとフィットネスを掛け合せた新しい業態の開発